今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 吉本貴宣 東京都立広尾病院 糖尿病内分泌科

監修: 平田結喜緒 公益財団法人 兵庫県予防医学協会 健康ライフプラザ

著者校正/監修レビュー済:2026/01/14
参考ガイドライン:
  1. 日本内分泌学会:原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021
  1. 日本高血圧学会:高血圧管理・治療ガイドライン2025
  1. 米国内分泌学会:Primary Aldosteronism: An Endocrine Society Clinical Practice Guideline(以下、PA診療ガイドライン))
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下について加筆・修正した。
  1. 『高血圧管理・治療ガイドライン2025』および2025年に改訂された米国内分泌学会『PA診療ガイドライン』の改訂に基づき、加筆・修正を行った。両ガイドラインのスクリーニング対象や機能確認検査、片側性原発性アルドステロン症(PA)に対する治療選択に関する見解の違いなどについて言及した。
  1. PAの典型症例および治療難渋症例につき提示した。
  1. 妊娠高血圧患者でのCa拮抗薬添付文書上の禁忌解除により、妊娠中および妊娠希望のPA患者の当該箇所を修正した。

概要・推奨   

スクリーニング
  1. 高血圧患者、特にPA有病率の高い高血圧患者で積極的にスクリーニングを行う。
  1. PAを疑う症例には血漿レニン活性(PRA)、血漿アルドステロン濃度(PAC)(CLEIA法)を同時に測定し、PAC(pg/mL)/PRA(ng/mL/時)比(ARR)≧ 200かつPAC ≧ 60 pg/mLで陽性と判定する。PAC ≦ 60 pg/mLでもPAは完全には否定できない点に留意する(推奨度2)。ただし、CLEIA法による至適カットオフ値が確定するまではARR100~200を「ARR境界域」として位置づけ、ARR100~200かつPAC ≧ 60 pg/mLも暫定的に陽性とし、患者ニーズと臨床所見を考慮して、機能確認検査実施の要否を個別に検討する(推奨度2)
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  1. スクリーニングに際し、多くの降圧薬はレニンやアルドステロンの値に影響するため、内服開始前に検査を行うか、可能なら内服を中断してから行う。特にMR拮抗薬、β遮断薬、α2アゴニストはスクリーニングの検査精度を下げるので注意が必要である。
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
吉本貴宣 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:平田結喜緒 : 特に申告事項無し[2025年]

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