脳振盪後のスポーツ復帰 :トップ    
監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問
野村悠 川崎市立多摩病院 救急災害医療センター

概要

疾患のポイント:
  1. 脳震盪とは脳外傷であり、頭頚部や顔面への直接的な衝撃だけでなく、頭部へ衝撃が伝達するような間接的な外力でも生じる。
  1. 多くは自然軽快するが、ときに症状が長期化する症例が存在する。
  1. 最新の指針は、2012年11月第4回スポーツにおける脳震盪に関する国際会議において発表された、「スポーツにおける脳震盪に関する同意声明」である。
  1. 脳震盪の続発症として、症状が遷延する脳震盪後症候群、致命的なセカンドインパクト症候群、認知機能障害を中心とした慢性外傷性脳症を来すことが知られている。 解説  解説 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診療のポイント
  1. 脳震盪が疑われたら、ただちに競技を止めさせ、頚椎保護を行ったうえでサイドラインへ搬出し評価する
  1. 競技場での評価と管理:アルゴリズム
  1. サイドライン評価ツールにはpocket SCAT3などを使用する
  1. 脳震盪と診断した場合、基本治療は症状消失までの身体と認知機能の安静であり、当日の競技復帰は許されない。 解説 
  1. 脳震盪の管理:<図表>
  1. 脳震盪の大半は数日で自然に回復するため、競技者は段階を踏んだ競技復帰計画に則って徐々に復帰すべきである
  1. 学校生活や社会的活動への復帰も段階的に行う方が賢明である。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

競技場での評価と管理
医療機関での対応
脳震盪の症状
著者校正/監修レビュー済
2016/11/30


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