今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 野村悠 川崎市立多摩病院 救急災害医療センター

監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問

著者校正済:2024/12/25
現在監修レビュー中
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『スポーツにおける脳振盪に関する共同声明:第6回国際スポーツ脳振盪会議(アムステルダム、2022)』に則り全面改訂を行った。
  1. 脳振盪評価ツールであるCRT、SCAT、Child SCATはすべて「6」へ改訂された。
  1. Child SCAT6は、8~12歳が対象となった(これまでは5~12歳)。
  1. 医療機関における脳振盪評価ツールとして、SCOAT6(Sport Concussion Office Assessment Tool-6)が導入された。
  1. 「復帰戦略」の表現や内容を変更した。
  1. 「段階的スポーツ復帰戦略」「段階的学業復帰戦略」を「運動復帰戦略」「学習復帰戦略」とした。
  1. 受傷直後の休息は、「症状が悪化しない範囲の日常生活を送る」相対的な休息でよいことが明確に示された。
  1. 「運動復帰戦略」は6段階のままであるが、前半の3段階は基礎的動作で「脳振盪の治療」の段階であること、後半の3段階は競技に特化した動作で「復帰のためのトレーニング」の段階であること、とされ、後半に移行する前にメディカルチェックが必要とされた。
  1. 脳振盪の診断基準として、米国リハビリテーション医学会議『軽症頭部外傷の診断基準』を参考にした。

概要・推奨   

  1. 脳振盪とは、頭頚部、または体に直接打撃が加わり、衝撃力が脳に伝わることで起こる外傷性脳損傷である。
  1. 意識消失の有無は関係なく、さまざまな臨床症状と徴候がみられ、通常は数日以内に治まるが、長引く場合もある。
  1. 通常の画像検査では異常はみられない。
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  1. スポーツ脳振盪の管理指針が国際的に整備されており、最新の指針は第6回国際会議を受けて2023年6月に発表された「スポーツにおける脳振盪に関する共同声明」[1]である。
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  1. 脳振盪に対する明らかに有効な他覚的診断方法はないが、米国リハビリテーション医学会議による「軽症頭部外傷の診断基準」[2]は参考になる。
  1. 脳振盪の総合的評価として、受傷直後から72時間程度はSCAT6を[3]、受傷72時間以降や医療機関においてはSCOAT6(the Sport Concussion Office Assessment Tool-6)[4]を活用するとよい。
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
脳振盪とは:定義と病態[1]
  1. 脳振盪とは、頭頚部、または体に直接打撃が加わり、衝撃力が脳に伝わることで起こる外傷性脳損傷である。
  1. 意識消失の有無は関係なく、さまざまな臨床症状と徴候がみられる。
  1. 臨床症状や徴候は、通常は数日以内に治まるが、長引く場合もある。
  1. 通常の画像検査では異常はみられない。
  1. 臨床症状や徴候は、薬物、アルコール、または医薬品の使用、その他の損傷(頚部損傷、末梢前庭機能障害など)や併存疾患のみでは説明できないが、これらと同時に発生する場合がある。
  1. 脳振盪が、スポーツ競技や運動関連の活動中に生じた場合に、「スポーツ脳振盪」あるいは「スポーツ関連脳振盪」、「SRC(sport-related concussion)」と表現する。
 
疫学:
  1. アメリカの報告では、2013年には280万人の外傷性脳損傷が報告されたが、推定では年間最大380万人に発生していると考えられており、脳振盪はその内の80~90%を占める[5]
  1. 組織化されたスポーツでは、毎シーズン、参加する競技者の2~15%がスポーツ脳振盪を経験している[6]
  1. オーストラリアでは、毎年少なくとも 10万件のスポーツ脳振盪が発生していると推定されている[7]
  1. スポーツ脳振盪のリスクファクターとなる競技は、ラグビー、柔道、ボクシング、サッカー、体操、ホッケー、アメリカンフットボールなどがある[8]が、ほぼすべてのスポーツで発生し、スポーツ競技そのものへの参加とは直接関係のないトレーニング活動(例:ウェイトルームでの事故など)でも発生することがある[9]
 
国際会議におけるコンセンサス:
  1. スポーツ脳振盪の重要性はスポーツ医学の発達とともに認識され、2000年頃よりその管理指針が国際的に整備されてきた。
  1. 「国際スポーツ脳振盪会議(Concussion in sports Group:CISG)」が、4年に1回開催され、その時点で得られている科学的知見をまとめた共同声明が発表されている。
  1. 最新の指針は第6回国際会議を受けて2023年6月に発表された「スポーツにおける脳振盪に関する共同声明」[1]である。
 
問診・診察のポイント  
  1. スポーツ競技中に頭部へ伝わる衝撃を受けたかどうか確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
野村悠 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:箕輪良行 : 特に申告事項無し[2024年]

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脳振盪後のスポーツ復帰

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