心臓血栓(エコー) :トップ    
監修: 山中克郎 諏訪中央病院
椎野憲二 藤田保健衛生大学病院 循環器内科

概要

疾患のポイント:
  1. 心内血栓において重要なことは形成された血栓が血管を通して塞栓源となり種々の臓器に虚血性変化や梗塞を起こすことである(心原性塞栓症)。
  1. 心内に血栓が形成されても、痛みや不快感などの自覚症状はまったく認めないので、起こり得る病態からみつけにくいことが重要である。頻度は7%程度との報告もある。 エビデンス 
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 緊急性を要するのは血栓による何らかの塞栓症が生じたときである。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 原因疾患に基づいた加療を行う。
 
専門医への紹介: >詳細情報 
  1. みつかり次第、循環器内科にコンサルトすることが望ましい。
 
原因評価へのアプローチ:(診察: >詳細情報 )
  1. 鑑別疾患は、非弁膜症性心房細動(45%)、急性心筋梗塞(15%)、心室瘤(10%)、リウマチ性心疾患(10%)、人工弁(10%)、非感染性心内膜炎(10%未満)、感染性心内膜炎(10%未満)、左房粘液腫(10%未満)などである。
  1. 特に高齢者の心房細動患者では血流のうっ滞から左心房内に血栓を生じやすく、心原性脳梗塞の原因になりやすい。米国では毎年約50万例の脳梗塞患者のうち15~20%が心原性塞栓症といわれている。
 
鑑別疾患:(鑑別疾患のリスト: 鑑別疾患 )
  1. 心臓血栓を来たし得る疾患の各頻度に関しては以下のような報告がある。
  1. 塞栓源心疾患:
  1. 非弁膜症性心房細動(45%)

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

心臓血栓の評価のための検査例
  1. 心臓血栓を描出する主だった検査は心臓超音波検査などの画像診断である。
○ 1)2)のいずれかを用いる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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心房細動における抗血栓療法
左房内血栓
著者校正/監修レビュー済
2016/09/02


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