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筋力低下

著者: 庄司進一 筑波大学

監修: 庄司進一 筑波大学

著者校正/監修レビュー済:2019/09/06

概要・推奨  

  1. 筋力低下の患者の診療は一般の診療と同様のプロセスで進む。診療では患者と医療者が同じ目標に向かって共同作業を行うことが推奨される(推奨度2)
  1. 筋力低下の患者の具体的な診療の流れは一般の診療と同じであるが、必要に応じて遺伝カウンセリングを行うことが推奨される(推奨度2)
  1. 筋力低下の患者の診断は筋疾患診療の重要なステップである。診断は、治療方針を決定するうえでも予後を推定するうえでも必須であり、また、正確な診断によって初めて、筋疾患の研究上に重要な症例を発見する可能性が生ずる(推奨度2)
  1. 筋電図検査は、下位運動ニューロン症候のある場合には障害部位や疾患の鑑別に役立つ。疾患を疑ったときに行うことが推奨される(推奨度2)
  1. 末梢神経伝導速度検査は、下位運動ニューロン症候のある場合、特に末梢神経障害の有無や鑑別に役立つため、それらの疾患を疑ったときに行うことが推奨される(推奨度1)
  1. 筋生検では、機能障害を起こさないような大きな筋で、中等度に萎縮や脱力などの症状のある筋を選び、一般的組織学的検査、組織化学的検査、生化学的検査を行う(推奨度2)
  1. 筋画像診断は応用範囲が広く、利点が多い。それぞれの利点を把握し、検査を使い分けることが推奨される(推奨度2)
  1. 中枢神経画像診断は早期診断に必須の検査となった。特に、急性皮質下梗塞を疑ったときはdiffusion-weighted MRIを行うことが推奨される(推奨度1)
  1. 血清CK値測定は骨格筋の検査として特異度が高く、筋原性筋萎縮症では高値を示すが、神経原性筋萎縮症では高値を示さない。したがって、その鑑別が必要な際に検査することは推奨される(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、「ICU獲得性筋力低下」を加筆・追加した。


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