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筋肉痛(全身)

著者: 原田芳巳 東京医科大学病院 総合診療科

監修: 大滝純司 東京医科大学 医学教育学 総合診療科

著者校正/監修レビュー済:2020/05/01

概要・推奨  

  1. 横紋筋融解の患者には詳細な薬剤(漢方、サプリメント、危険ドラッグを含む)使用歴を聴取する必要がある(推奨度1)。
  1. 多発性筋炎では筋力低下なくして筋肉痛や血清CK高値だけで発症することはまずない(推奨度1)。
  1. 血清CK15,000 IU/L以上では急性腎不全(ARF)の発症率が高くなる(推奨度1)。
  1. 血清CK 値が15,000 IU/Lを超える場合は安静と十分な補液、経過観察が必要になる(推奨度1)。
  1. 感染症に起因する横紋筋融解もあり得る(推奨度2)。
  1. 若年発症の全身痛のなかには脊椎関節炎の可能性もある(推奨度2)。
  1. 線維筋痛症、うつ病、心気症、身体症状症という診断を下すのは慎重にする(推奨度2)。
  1. 高齢者で局所症状に乏しい筋肉痛患者はリウマチ性多発筋痛症の診断の前に悪性腫瘍と感染症を鑑別する(推奨度2)。
  1. リウマチ性多発筋痛症では筋力低下は通常起きない(推奨度2)。
  1. リウマチ性多発筋痛症を疑うとき、抗CCP抗体は関節リウマチの鑑別に有用である。
  1. 多発性筋炎では悪性腫瘍の合併に注意が必要である(推奨度1)。
  1. 原因不明の筋痛では動物や汚染水の接触歴にも要注意(推奨度3)。
  1. 成人のパルボウイルスB19感染症では、筋肉痛の頻度が高い(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下について加筆修正を行った。
  1. 線維筋痛症のガイドラインが新しくなった。
  1. 身体表現性障害と言われていたが、DSM-5では身体症状症と病名が変わった。
  1. パルボウイルスB19 IgM抗体の保険適用が変わった。
  1. 流行性筋痛症について記載を追加した。


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