性欲の低下 :トップ    
監修: 力石辰也 聖マリアンナ医科大学
佐々木春明 昭和大学 泌尿器科

概要

症状のポイント:
  1. 性欲の低下とは、性に対する衝動や欲求が低下することである。
  1. 薬剤が原因のこともあるので、服薬中の薬剤を確認する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 問診から心理的要因が強いと考えられる場合は、精神科や心療内科に紹介する。
  1. 薬剤による高プロラクチン血症がある場合は、休薬もしくは変更が可能かどうかを主治医に確認する。
  1. 低テストステロンがある場合は、ホルモン補充療法を考慮する。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 )
  1. 性欲の低下は心理的要因が原因のことが多いので、発症時期と状況を詳しく問診する。妻の出産後など、ある1つのことがきっかけとなることがある。また、配偶者には性欲が湧かないが、他では正常であることもあるので、状況を詳しく確認する。例えば、マスターベーションは可能だが性交ができないなど、状況を詳しく聞く。
  1. 男性ホルモンの低下が原因のこともあるので、体毛や陰毛の減少について確認する。
  1. 鑑別疾患:頻度の高い疾患: >詳細情報 
  1. 心因性性欲低下、薬剤性性欲低下、低テストステロンによる性欲低下
  1. 鑑別疾患:まれな治療可能疾患: >詳細情報 
  1. 薬剤以外で高プロラクチン血症がある場合は、下垂体腫瘍の可能性もある。
 
臨床のポイント:
  1. 性欲の低下は心理的な要因が原因のことが多いが、薬剤性の高プロラクチン血症、下垂体腫瘍、低テストステロン血症を見逃さないようにすることが重要である。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

下垂体腫瘍を疑う時のオーダー例
  1. 薬剤性以外で高プロラクチン血症を認める場合は下垂体腫瘍を疑いMRIで評価する。
○ 頭痛、視野狭窄、視力障害、女性化乳房などを伴う場合に行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

著者校正/監修レビュー済
2018/06/21

改訂のポイント:
  1. ED診療ガイドライン第3
に基づき確認を行った(変更点なし)