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改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、心停止後症候群についての記載を追加した。
  1. 心停止の原因究明は大切なことではあり、短時間で的確な評価が必要となる。そして、神経学的予後を悪化させないことも大切なことである。

概要・推奨   

  1. 心停止後の病態は心停止後症候群(PCAS:post cardiac arrest syndrome)と定義され、①心停止後脳障害、②心停止後心筋障害、③全身虚血再灌流障害、④心停止に至った原疾患、といった病態が複合したものとされている。
  1. 院外心肺停止患者の入院率は23.8%であることや、生存退院率は7.6%であることが知られている[1]
  1. 院外発症の心臓突然死の原因で最も多いのが、虚血性心疾患であり、大部分を占める。診断、予後の改善の両方の視点から、心停止後の生存者に対しては、心臓カテーテル検査での冠動脈疾患の評価を検討する必要がある(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 突然死患者の原因を正確に把握することは難しいが、院外発症の突然死の原因の多くは心原性である。
  1. 院外発症の突然死の原因と頻度は、約65~70%が冠動脈疾患、約10%が冠動脈疾患以外の器質的心疾患(心筋炎、肥大型心筋症、不整脈原性右室心筋症など)、約5~10%が器質的心疾患を伴わない致死的不整脈(Brugada syndrome、long QT syndrome、short QT syndrome、catecholaminergic polymorphic VT、Wolff-Parkinson-White syndrome、特発性心室細動など)、約15~35%が非心原性(外傷、出血、薬物中毒、頭蓋内出血、溺水、肺血栓塞栓症、気道閉塞など)と考えられている。
  1. 院外発症の心臓突然死の原因で最も多いのが、冠動脈疾患であり約70%を占めると考えられている。しかし、若年者においてはその限りではない。若年者の心臓突然死を診た場合は冠動脈疾患以外も鑑別の上位に挙げながら診療にあたる必要がある(推奨度2)
  1. 1976年から1985年に院外発症の心臓突然死を生じた40歳未満の若年者162名を対象とした後ろ向き観察研究がある[2]。その研究結果によると、20歳未満では、心筋炎(22%)、肥大型心筋症(22%)が最も多かった。20~29歳では、冠動脈疾患(24%)、心筋炎(22%)、肥大型心筋症(13%)という順序であった。30~39歳では、冠動脈疾患(58%)、心筋炎(11%)と冠動脈疾患が最上位であったが、全年齢で冠動脈疾患が心臓突然死を占める割合と比較すると高い数字ではない。本研究結果から、若年者の心臓突然死を診た場合は冠動脈疾患以外も鑑別の上位に挙げながら診療にあたる必要があると言うことができる。
  1. 心臓突然死患者の約5%は器質的心疾患が明らかでない。心筋症や心筋炎や一過性の電解質異常など不顕性に存在している場合がある。心停止後の生存者をフォローアップするうえで、器質的心疾患の診断においては、病歴聴取、身体診察、血液検査、12誘導心電図、24時間ホルター心電図、運動負荷試験、心エコー、心臓カテーテル検査は最低限必要である(エビデンスレベルG)。
  1. 1997年にThe Joint Steering Committees of the Unexplained Cardiac Arrest Registry of Europe and of the Idiopathic Ventricular Fibrillation Registry of the United Statesから、心停止後の生存者のフォローアップにおいて以下の推奨が報告された。器質的心疾患を除外診断するうえで、非侵襲的検査として病歴聴取、身体診察、血液検査、12誘導心電図、24時間ホルター心電図、運動負荷試験、心エコーが、侵襲的検査として心臓カテーテル検査が、最低限必要である。心臓カテーテル検査における、エルゴノビン負荷試験や心筋生検はできれば施行した方がよいが必ず必要とはしない。また、診断がつかないケースでは、注意深く経過を観察し、1年に1回は非侵襲的検査での評価を繰り返すことが好ましいとされている[3]
  1. 心臓突然死の約5%は原因不明であるが、それが、遺伝性心疾患である可能性がある。原因不明の心臓突然死患者の家族は突然死のリスク評価を行うべきである(エビデンスレベルO)。
  1. 2003年に報告された研究では、32人の器質的心疾患のない心臓突然死患者の家族(第1度親族)109人を対象に突然死のリスク評価を行った[4]。その結果、7家族(22%)で遺伝性心疾患が発見された。そのうち、最も多かったのがlong QT症候群で4家族に発見された。その他は、肥大型心筋症、myotonic dystrophyなどであった。原因不明の心臓突然死の原因が遺伝性心疾患である可能性は比較的高く、患者家族の突然死のリスク評価を検討する必要がある。
  1. 心原性疫学研究に基づく正確な情報は揃っていないが、心不全も突然死の原因の1つとして比較的多いと考えられる。
問診・診察のポイント  
  1. 診察により、心臓突然死の原因を同定し可逆的な場合は速やかに治療を開始する。具体的には、家族などからの病歴の聴取(心疾患の既往や治療歴、内服薬の有無やその内容、特に抗不整脈薬が含まれているかどうかを把握する、胸痛の訴えなど虚血性心疾患を示唆する症状の有無など)、身体所見、血液検査(一般的な血算、生化学や動脈血ガス検査にて電解質異常やアシドーシスを評価する)に加え、心臓超音波検査など迅速に施行できる検査を行う。ACLSに含まれる5H5Tの鑑別は基本であり、可逆性の高い緊張性気胸や心タンポナーデなどは確実にこの時点で同定し、治療介入を行う必要がある。ただし、まだ心肺蘇生行為中はその行為の妨げにならない範囲で行う必要がある。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
加藤隆生 : 未申告[2024年]
西﨑祐史 : 未申告[2024年]
監修:徳田安春 : 特に申告事項無し[2025年]

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心停止後の生存者フォローアップ

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