今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 橋本洋一郎 済生会熊本病院 脳卒中センター(脳神経内科)

監修: 内山真一郎 国際医療福祉大学臨床医学研究センター

著者校正済:2024/09/18
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本脳卒中学会:脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]
  1. 日本脳卒中学会/日本血栓止血学会COVID-19 ワクチン接種後の血小板減少症を伴う血栓症の診断と治療の手引き・第4版
  1. 米国心臓協会(AHA):Diagnosis and Management of Cerebral Venous Thrombosis: A Scientific Statement From the American Heart Association.
  1. ドイツ神経学会:New recommendations on cerebral venous and dural sinus thrombosis from the German consensus-based (S2k) guideline.
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『脳卒中治療ガイドライン2021[改訂2023]』を参照に、下記の点を加筆・修正した。
  1. 脳静脈血栓症患者に対する直接作用型経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant:DOAC)の効果については、ワルファリンと比較した臨床試験のメタ解析が行われ、両治療の安全性と有効性が同等であることが示された。しかし本邦では脳静脈血栓症に対するDOACの投与は認可されていない。
  1. 2024年の「米国心臓協会(AHA)脳静脈血栓症の診断と管理の科学的声明[以下AHA科学的声明(2024年)]」(Saposnik G, et al. Stroke. 2024 Mar;55(3):e77-e90.)を参照に、下記の記載を新たに加えた。
  1. 2024年版で提案されている脳静脈血栓症管理の新たなアルゴリズムに差し替えた。
  1. 脳静脈血栓症の頻度を追加。
  1. 素因と医学的状態の表を追加。
  1. DOACは、ワルファリンの安全で効果的な代替オプションである(推奨度2)
  1. 血管内治療は、メタ解析でも有効性が示されず、死亡率も高いため、推奨度2を推奨度3に変更。
  1. 「ドイツのコンセンサスガイドラインからの脳静脈血栓症の新しい推奨」(Weimar C, et al. Neurol Res Pract. 2024 Apr 19;6(1):23.)では以下の記載がある。
  1. 脳静脈血栓症を否定するためにD-dimerを測定することは推奨しない。
 

概要・推奨   

  1. 脳静脈血栓症は脳梗塞と似て非なる症候を呈する。①進行性に増悪すること②症候の動揺③頭蓋内圧亢進症候やけいれんを伴うことが多いこと④両側性病変に伴う症候が多いこと――などであるため、このような特徴を持つ頭痛は積極的に脳静脈血栓症を検査することが推奨される(推奨度2)
  1. 脳静脈血栓症はCTやMRIにて診断を行う。特に、MRIのT2*強調画像Susceptibility-Weighted ImageSWIとMRV(magnetic resonance venography)、あるいはCTV(CT venography)でまず診断を行い、必要に応じて脳血管造影を行うことが推奨される(推奨度1)
  1. 頭痛のみあるいは持続時間の長い症例を除いて、脳静脈血栓症の疑いのある患者では神経画像診断の前にD-dimerの測定が推奨される推奨度2なお脳静脈血栓症の否定のためにD-dimerを測定することは推奨されない。
アカウントをお持ちの方はログイン
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧には
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となり
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となり
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となり
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要とな
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧に
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
橋本洋一郎 : 講演料(第一三共(株),大塚製薬(株),ファイザー(株),ブリストル・マイヤーズスクイブ(株))[2024年]
監修:内山真一郎 : 特に申告事項無し[2024年]

ページ上部に戻る

戻る

さらなるご利用にはご登録が必要です。

こちらよりご契約または優待日間無料トライアルお申込みをお願いします。

(※トライアルご登録は1名様につき、一度となります)


ご契約の場合はご招待された方だけのご優待特典があります。

以下の優待コードを入力いただくと、

契約期間が通常12ヵ月のところ、14ヵ月ご利用いただけます。

優待コード: (利用期限:まで)

ご契約はこちらから