今日の臨床サポート

皮脂欠乏性皮膚炎

著者: 中村晃一郎 埼玉医科大学病院 皮膚科

監修: 戸倉新樹 掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター 参与/浜松医科大学 名誉教授

著者校正/監修レビュー済:2021/10/27
患者向け説明資料
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
中村晃一郎 : 特に申告事項無し[2022年]
監修:戸倉新樹 : 講演料(マルホ,サノフィ,協和キリン),原稿料(医学書院)[2022年]

改訂のポイント:
  1. 定期的レビューを行った(変更なし)

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 皮脂欠乏性皮膚炎は、高齢者の乾燥症状が基盤に存在する状態に、湿疹病変が加わり、強い痒みを呈する疾患である。
  1. 高齢者の主として下肢に好発する湿疹病変であり、肩、背中、前腕など全身に生じる<図表>
  1. 乾燥の顕著となる冬期に増加する。
  1. 低湿度など環境の影響を受けやすい。
  1. 過度の入浴、高温の入浴、機密性の高い住居環境など、生活環境の変化が疾患を増加させている。
  1. 湿疹病変が強いときに、抗炎症作用の強いステロイド外用薬を使用する。
  1. 保湿薬によるスキンケア、乾燥を悪化させない生活スタイル、痒みのコントロールを行う。
問診・診察のポイント  
  1. 乾燥症状を呈する状態に、痒みによる掻破が加わって、紅斑、丘疹、亀裂などの湿疹病変を生じる疾患である。

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