今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 石本人士 東海大学 専門診療学系産婦人科学領域

監修: 金山尚裕 静岡医療科学専門大学校

著者校正/監修レビュー済:2025/05/29
参考ガイドライン:
  1. 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会:産婦人科診療ガイドライン-産科編2023
  1. 米国産婦人科学会(ACOG):ACOG Practice Bulletin No.142: Cerclage for the management of cervical insufficiency (reaffirmed 2019)
  1. 英国国立医療技術評価機構(NICE): NICE guideline 25: Preterm labour (Nov 2015; Last updated: August 2, 2019)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 主として『産婦人科診療ガイドライン-産科編2023』に基づき、推奨根拠となる文献などにつき改訂を行った。

概要・推奨   

  1. 以下を流早産のハイリスク妊婦と認識する:①既往歴として:後期流産歴、早産歴、円錐切除歴、広汎子宮頸部摘出術後、②現症として:多胎妊娠、頸管短縮、細菌性腟症(推奨度2 J)
  1. 経腟超音波検査(妊娠18~24週ごろ施行)による子宮頸管長の測定は、流早産のハイリスク妊婦の抽出に有効だと認識する(推奨度2 J)
  1. 既往妊娠で頸管無力症と診断されるか、強く疑われた場合、頸管の短縮や開大に注意しながら経過観察を行うか、あるいは経腟的予防的頸管縫縮術(妊娠12週以降のなるべく早期に実施)を行う(推奨度2 J)
アカウントをお持ちの方はログイン
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧に はご契約 が必要と
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となりま す。閲
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご 契約が必 要とな
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契 約が必
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要と なりま
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。 閲覧に
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が 必要と

病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 頸管無力症は「妊娠16 週頃以後にみられる習慣流早産の原因のひとつである。外出血や子宮収縮などの、切迫流早産徴候を自覚しないにもかかわらず子宮口が開大し、胎胞が形成されてくる状態である」と、産科婦人科用語集・用語解説集(日本産科婦人科学会編、改訂新版、2003年)では記載されているものの、国内外において確立した疾患の定義や診断基準は存在しない。
  1. 正確な発生頻度は不明であるが、わが国では0.05~1%程度と推定されている。
  1. 妊娠20~22週前後に発症することが多い。
  1. 頸管の構造的・機能的脆弱性が病態の主体と考えられる。
  1. 流早産既往がなくとも、胎児異常や感染が明らかでないのに頸管長短縮・内子宮口開大傾向が明らかな場合は、初回妊娠であっても頸管無力症を疑う。
  1. ハイリスク群として、原因が明らかでない妊娠中期流早産既往例、子宮頸部円錐切除術既往例、頸管裂傷既往例などが挙げられる。<図表>
  1. 近年、明らかな頸管開大が生ずる以前の頸管変化(頸管長短縮や内子宮口開大など)を経腟超音波検査で捉えることが可能となり臨床応用されている。<図表>
  1. 一方で、頸管変化が早期に捉えられるようになったことで、本来の「頸管無力症」とそれ以外の原因で生じる流早産との区別が曖昧になってきている現状がある。鑑別のため分娩後の胎盤の病理検査を行う。
問診・診察と超音波検査のポイント  
問診:
  1. 頸管無力症や早産のリスク要因がないかどうかを確認する。

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
石本人士 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:金山尚裕 : 特に申告事項無し[2025年]

ページ上部に戻る

頸管無力症

戻る