今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 照屋勝治 国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター

監修: 上原由紀 藤田医科大学医学部感染症科

著者校正/監修レビュー済:2024/04/17
参考ガイドライン:
  1. Guidelines for the Prevention and Treatment of Opportunistic Infections in Adults and Adolescents with HIV.
  1. Antimicrobial Prophylaxis for Adult Patients With Cancer-Related Immunosuppression: ASCO and IDSA Clinical Practice Guideline Update.
  1. Prevention and Treatment of Cancer-Related Infections, Version 2.2016, NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology.
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、主に以下の点について執筆した。
  1. 保険適用外だがクリンダマイシン-プリマキンおよびエキノキャンディンはPCPに対して治療効果が期待できる。
  1. 低用量ST合剤による治療の可能性について検討がいくつか行われており、2020、2023年の研究について追記した。
  1. P. jiroveciiのST合剤およびアトバコンに対する耐性について追記した。
  1. 妊婦のP. jiroveciiの無症候性保菌は最大15.5%であることも報告されている(Vargas SL, et al. Emerg Infect Dis. 2003 May;9(5):605-6.)。
  1. 最近、著者らの施設では肺内の空洞性腫瘤病変としてPCPを発症する例を経験する事が増えてきており、HIV-PCPの特徴的所見である可能性がある。参考としてCT画像を追加した。
  1. 液性免疫不全に関連すると思われる抗CD20抗体がニューモシスチス肺炎の発症リスクを高める事が多くの報告から明らかである(Park JW, et al. Chest. 2022 May;161(5):1201-1210.)。
  1. 新たなPCP発症リスクとしてCOVID-19が報告されており、PCPとCOVID-19は画像所見で正確に鑑別する事が難しいため、臨床的に積極的に疑う事が重要であるとされている(Gioia F, et al. J Fungi (Basel). 2022 May 30;8(6):585.)。

概要・推奨   

  1. ニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumounia:PCP)の病原体であるPneumocystis jirovecii は空気感染によりヒト-ヒト感染を起こしている可能性が高い。免疫不全病棟においては、PCP患者の病室は十分な治療が終了するまで個室での管理が望ましい(推奨度2)。少なくとも、PCP発症リスクを持ちかつ一次予防を行っていない免疫不全者との同室は避けるべきである(推奨度1)
  1. PCPの治療及び発症予防(一次予防)の第一選択薬はST合剤である(推奨度1)
  1. HIV患者ではCD4数が低い場合(CD4数<200/μL(推奨度1)またはリンパ球中のCD4<14%(推奨度2))には、PCP発症リスクが高く、一次予防の適応である。抗ウイルス療法(ART)により、その後にCD4数の回復(>200/μL)が得られれば一次予防は中止できる(推奨度1)
アカウントをお持ちの方はログイン
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧に
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご
  1. 細胞性免疫不全患者において、進行性の呼吸苦がありかつ胸部X線写真における両側性びまん性陰影を認める場合には、PCP発症の可能性をまず疑う。血液検査でLD(LDH)上昇とβ-Dグルカン上昇が見られればPCPの可能性は非常に高くなる(推奨度1)。各種気道検体を用いたPCR法(※保険適応外)も感度は高く有用な検査であるが、免疫不全患者では高率にP. jiroveciiの無症候キャリアが存在するため、PCR陽性の結果のみをPCPの診断根拠としてはならない(推奨度2)
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要とな
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧に
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要と
  1. 重度の低酸素血症(PaO2<70 mmHg or A-aDO2≧35 mmHg)を伴うHIV感染者のPCPでは、治療の初期からステロイド薬を併用すべきである(推奨度1)。非HIV感染者のPCPにおいても、その病態からはステロイド薬併用の有益性が期待できるが、現時点でエビデンスは十分ではない(推奨度3)
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります 。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
照屋勝治 : 講演料(塩野義製薬株式会社,ヴィーブヘルスケア(株))[2024年]
監修:上原由紀 : 研究費・助成金など(花王(株))[2024年]

ページ上部に戻る

戻る

さらなるご利用にはご登録が必要です。

こちらよりご契約または優待日間無料トライアルお申込みをお願いします。

(※トライアルご登録は1名様につき、一度となります)


ご契約の場合はご招待された方だけのご優待特典があります。

以下の優待コードを入力いただくと、

契約期間が通常12ヵ月のところ、14ヵ月ご利用いただけます。

優待コード: (利用期限:まで)

ご契約はこちらから