今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 扇谷浩文 おおぎや整形外科

監修: 酒井昭典 産業医科大学 整形外科学教室

著者校正/監修レビュー済:2021/08/18
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、若干の変更を行った(新たに特記すべきことはなし)。

概要・推奨   

  1. こどもが下肢の痛みを訴えたり、跛行を呈してた際にまず本疾患を疑う。その際には超音波検査にてUJS(超音波上の関節裂隙)の拡大を確認する(推奨度1)
  1. 鑑別の診断のためX線検査は施行する(推奨度1)
  1. 同時に発熱の有無を確認。発熱ある際には超音波検査と同時に血液検査にてCRP・WBCを確認する(推奨度3)
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 単純性股関節炎は、小児期の股関節痛を来す代表的な疾患で、ときとして大腿部痛・膝痛を訴えての発症がある。また、ときとして歩行困難となる。
  1. 発症年齢は3~10歳で好発年齢は5~7歳である。性別では男児に多いとされる(男女比3:2~5:1)。左右差はない。
  1. 急性に発症することが多いが、ときに感冒様症状が前駆症状としてある。病因は不明で、血液学的な炎症所見に乏しい。
  1. 通常1~2週間の安静で自然治癒する。
  1. 別名observation hipとも呼ばれる。
  1. 治療は対症療法が中心となる。
問診・診察のポイント  
問診:
  1. 発症時期(疼痛の発症以外に跛行や歩行困難となった時期)を確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
扇谷浩文 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:酒井昭典 : 講演料(旭化成ファーマ(株),日本臓器製薬(株),帝人ヘルスケア(株))[2024年]

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単純性股関節炎

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