今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 蜂谷仁 土浦協同病院 循環器内科

監修: 今井靖 自治医科大学 薬理学講座臨床薬理学部門・内科学講座循環器内科学部門

著者校正/監修レビュー済:2024/12/11
患者向け説明資料

病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 期外収縮とは基本調律よりも早期に生じる興奮波である。
  1. 出現部位により心房期外収縮(atrial premature contraction、APC)、房室接合部期外収縮、心室期外収縮に大別される。前二者が上室期外収縮と呼ばれる。
  1. 心電図上の診断で注意しなければならないことは、変行伝導とBlocked APC(非伝導性心房期外収縮)である。
  1. 変行伝導は連結期の短いAPCにおいて右脚もしくは左脚に機能的ブロックが生じ、脚ブロック型QRS波形を呈する現象である。(図<図表>
  1. Blocked APC は、機能的ブロックにより心室への伝導が起こらない。(図<図表>
  1. ホルター心電図を受けたことがある健常成人で25~60%以上の頻度で認められるといわれる。
問診・診察のポイント  
  1. 動悸や結滞が主訴である場合、それらを労作時に自覚することが多いか、安静時に多いか確認する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
蜂谷仁 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:今井靖 : 未申告[2024年]

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上室期外収縮

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