今日の臨床サポート

屈折異常

著者: 梶田雅義 梶田眼科

監修: 沖波聡 倉敷中央病院眼科

著者校正/監修レビュー済:2022/08/31
参考ガイドライン:
  1. 日本眼科学会:屈折矯正手術のガイドライン(第7版)2019年度
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. 屈折異常には、正視、遠視、近視、乱視があり、乱視には正乱視と不正乱視がある。
  1. 屈折異常の特性と、矯正方法の違いによる視力補正効果の特徴を理解して、最適な矯正を提供する。
  1. 屈折は調節の一断面を計測しているのに過ぎないので、個人ごとに異なる調節機能に配慮した屈折矯正が推奨される。
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
梶田雅義 : 未申告[2022年]
監修:沖波聡 : 特に申告事項無し[2022年]

改訂のポイント:
  1. 遠近両用コンタクトレンズにハードレンズではセグメントタイプが加わり、ソフトレンズではEDOFタイプが加わった。
  1. 下記参考文献を追加した。
  1. 眼鏡・コンタクトレンズ処方ハンドブック 第1版第3刷、三輪書店、2021
  1. 眼鏡・コンタクトレンズ処方ハンドブック2 第1版第1刷 三輪書店、2021
  1. 屈折異常を手術で矯正する場合には屈折矯正手術のガイドラインを順守する。
 

病態・疫学・診察

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 屈折異常には、正視、遠視、近視、乱視があり、乱視には正乱視と不正乱視がある。
  1. 調節休止状態において、平行光束が網膜面で収束する眼は正視である。
  1. 調節休止状態において、平行光束が網膜面よりも後で収束する眼は遠視である。
  1. 調節休止状態において、平行光束が網膜面よりも前で収束する眼は近視である。
  1. 調節休止状態において、経線方向によって収束する位置が異なる眼は乱視であり、直交する経線方向で収束する位置が異なる眼は正乱視である。一方、経線方向で屈折が不規則に異なり、点または線で収束しない眼は不正乱視( >詳細情報 )である。
 
屈折異常

出典

img1:  著者提供
 
 
 
不正乱視

光学の最前面の角膜表面が不整であるため、角膜を通った光は1ヵ所に収束できない。

出典

img1:  著者提供
 
 
問診・診察のポイント  
  1. 屈折は、調節が介入すると近視寄りに(正視は近視に、遠視は正視あるいは近視に、近視はさらに強い近視に、)測定されるため、十分に調節緊張を解いた状態で自覚的屈折検査を行い判定する。

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