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腎機能の低下(Cr上昇、BUN上昇、eGFR低下)

著者: 加藤秀樹1) 東京大学 腎臓・内分泌内科

著者: 花房規男2) 東京女子医科大学 血液浄化療法科

監修: 花房規男 東京女子医科大学 血液浄化療法科

著者校正/監修レビュー済:2017/03/31

概要・推奨  

検査のポイント:
  1. 腎機能検査は、検診や通常の診療で測定される検査である。腎機能の評価方法は、推算糸球体濾過量の低下、血清クレアチニン値を用いる方法、血清シスタチンCを用いる方法等が存在する。Cr値の上昇を認めたときには、これまでの経過、臨床症状などから慢性か急性の変化かを把握し、適切に対応する必要がある。なお、血清クレアチニン(Cr)は正常でも、eGFRでは低下していることがあるので、注意を要する。(推定式: >詳細情報 
  1. なお、 慢性腎臓病 (CKD)、 急性腎障害 (acute kidney injury、AKI)の定義は、下記のように定義される。CKDの、推定患者数は日本の成人人口の約13%、1,300万人ともいわれており、頻度は高い。
 
慢性腎臓病の定義:
  1. 下記のいずれか、または両方が3カ月以上持続する。
  1. 尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか
  1. 糸球体濾過量(GFR)<60mL/分/1.73m2
 
急性腎障害の定義:
  1. 以下のいずれかを満たす。
  1. 48時間以内にSCr値が≧0.3 mg/dL 上昇した場合
  1. SCr値がそれ7日前以内の既知あるいは予想される基礎値より≧1.5倍の増加があった場合
  1. 尿量が6時間にわたって <0.5 mL/kg/時間に減少した場合
 
検査適応: >詳細情報 
  1. 血清Cr、BUNは検診、外来、入院時などの採血時にルーチン検査として含めてよい。
 
検査の解釈: >詳細情報 
  1. BUN、Crの上昇、eGFR低下の患者を最初に診た場合には、慢性か、急性かを判断することが大事である。
  1. 血清Crの上昇は、…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時の糸球体腎炎評価のための検査例
  1. さらに疑われる疾患があれば必要に応じて、検査・処方例( <オーダーセット> )に従って追加する。
○1)~6)は、腎機能低下がみられる場合には必須の検査である。7)~10)については、糸球体腎炎の病型を推測するために行われる。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)


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