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疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。
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概要・推奨
疾患のポイント:- 軽度認知障害(mild cognitive impairment、MCI)とは、物忘れなどの症状を認めるが認知症の診断基準を満たさない認知症の前駆状態と考えられる病態である。
- 置き忘れや語想起の困難など軽微な物忘れは加齢現象としてしばしばみられるものであるが、MCIでは、患者さんが以前ならば容易に記憶できていた重要な情報、例えば、約束事や電話の内容、興味のある事柄に関する最近の出来事などに関する記憶障害から発症することが多い。
- MCIと認知症の鑑別は、原則的にはそれほど困難ではない。認知症では、認知機能の低下による日常生活動作の低下あるいは障害が見られ、自立した日常生活の遂行が困難となる。しかし、MCIでは、そのいずれも認められない。
診断: >詳細情報 - 診断基準とは軽度異なるが、下記の場合をMCIと診断することが実際的である。
- 以前に比べて認知機能(記憶に限らず注意や視空間認知、言語、操作機能などを含めて)の低下がみられる
- 日常生活能力は自立あるいは軽度の障害にとどまる
- 認知症の診断基準を満たさない
重症度・予後: >詳細情報 - 一般住民の年間の認知症発症率は1%から2%といわれる。
治療: >詳細情報 - 現時点では、MCIに対する確立した治療方法はない。
- 過去、アルツハイマー型認知症治療薬を用いてMCIから認知症に進…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■初診時の検査例
- 日常臨床では、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)や時計描画テストが施行しやすい。
- 記憶力低下の背景にうつ・抑うつ状態が潜んでいる可能性もあることから、これらの除外も重要である。
- 脳の器質的疾患を除外するために頭部CTあるいはMRIが有力な情報を提供する。
- 他の認知症疾患との鑑別を要するときには脳SPECT検査をオーダーする。
○ 日常臨床では、1)2)が用いられることが多い。器質的疾患の除外のため3)4)を考慮してもよい。ほかの認知症疾患を鑑別する際に5)を用いることもある。
疾患のポイント:
- 軽度認知障害(mild cognitive impairment、MCI)とは、物忘れなどの症状を認めるが認知症の診断基準を満たさない認知症の前駆状態と考えられる病態である。
- 置き忘れや語想起の困難など軽微な物忘れは加齢現象としてしばしばみられるものであるが、MCIでは、患者さんが以前ならば容易に記憶できていた重要な情報、例えば、約束事や電話の内容、興味のある事柄に関する最近の出来事などに関する記憶障害から発症することが多い。
- MCIと認知症の鑑別は、原則的にはそれほど困難ではない。認知症では、認知機能の低下による日常生活動作の低下あるいは障害が見られ、自立した日常生活の遂行が困難となる。しかし、MCIでは、そのいずれも認められない。
診断: >詳細情報
- 診断基準とは軽度異なるが、下記の場合をMCIと診断することが実際的である。
- 以前に比べて認知機能(記憶に限らず注意や視空間認知、言語、操作機能などを含めて)の低下がみられる
- 日常生活能力は自立あるいは軽度の障害にとどまる
- 認知症の診断基準を満たさない
重症度・予後: >詳細情報
- 一般住民の年間の認知症発症率は1%から2%といわれる。
治療: >詳細情報
- 現時点では、MCIに対する確立した治療方法はない。
- 過去、アルツハイマー型認知症治療薬を用いてMCIから認知症に進…
■初診時の検査例
■
初診時の検査例
- 日常臨床では、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)や時計描画テストが施行しやすい。
- 記憶力低下の背景にうつ・抑うつ状態が潜んでいる可能性もあることから、これらの除外も重要である。
- 脳の器質的疾患を除外するために頭部CTあるいはMRIが有力な情報を提供する。
- 他の認知症疾患との鑑別を要するときには脳SPECT検査をオーダーする。
○ 日常臨床では、1)2)が用いられることが多い。器質的疾患の除外のため3)4)を考慮してもよい。ほかの認知症疾患を鑑別する際に5)を用いることもある。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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