尋常性白斑 :トップ    
監修: 戸倉 新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科
谷岡未樹 谷岡皮フ科クリニック

概要

疾患のポイント:
  1. 尋常性白斑とは、後天的にメラノサイトが減少して発症する白斑のことで、白斑を呈する疾患の代表的なものである。
  1. 付随症状には頭痛、めまい、難聴、視力障害、甲状腺機能異常に伴う症状がある。先天性疾患では免疫不全、難聴、出血傾向、精神発達遅延などの症状を伴うことがある。

診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 診断は基本的には、視診で行う。完全脱色素斑であることを確認し、白斑の分布により、尋常性白斑の全身型(汎発型)か分節型か診断する。
  1. まだら症、白斑母斑、老人性白斑、単純性粃糠疹、外陰部ページェット病、ロドデノール関連脱色素斑を除外する。
  1. 頭痛、めまい、難聴、視力障害を伴う場合はVogt-小柳—原田病を疑い、耳鼻科や眼科と連携して治療に当たる。

重症度・予後: >詳細情報 
  1. 日本皮膚科学会がガイドラインで提唱している重症度分類を用いる。(詳細: >詳細情報 )
  1. 尋常性白斑は他の自己免疫性疾患を伴う場合がある(<図表>)。スクリーニング検査でその有無を調べる。
 
治療: >詳細情報 
  1. 尋常性白斑の初期治療としてステロイドを試みる。効果不良例では活性型ビタミンD3外用薬、タクロリムス軟膏を検討する(保険適用外)。 解説   解説   …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時臓器障害を評価するための検査例
  1. 尋常性白斑は他の自己免疫性疾患を伴う場合がある(<図表>)。スクリーニング検査でその有無を調べる。
○ 初診時に以下の採血を行い合併症をスクリーニングする。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

尋常性白斑アルゴリズム
カモフラージュ療法
尋常性白斑(全身型):全身に散在する脱色素斑
尋常性白斑(分節型):右顔面の脱色素斑
ロドデノール関連脱色素斑
左胸部尋常性白斑(分節型)
両手指先端の尋常性白斑
著者校正/監修レビュー済
2016/04/01


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