今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 伊藤泰介 浜松医科大学 皮膚科学教室

監修: 戸倉新樹 掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター 参与/浜松医科大学 名誉教授

著者校正/監修レビュー済:2025/01/29
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『円形脱毛症診療ガイドライン 2024』の主な改訂点は下記の通りである。
  1. 新たに推奨度に変更が加わった。
  1. 円形脱毛症の病態や頻度、QOL、経済的負荷について内容の更新、追加が行われた。
  1. 評価と診断について、トリコスコピーについてより詳細な記載となった。
  1. 治療の選択について、AA cubeという図を使用して概説された。
  1. 治療にJAK阻害薬について追加された。
  1. 上記を踏まえ、病態、トリコスコピーの重要性、治療の推奨度、JAK阻害薬の位置づけと使用のポイントなどを加筆修正した。

概要・推奨   

  1. 円形脱毛症は代表的な後天性脱毛症で、典型的には円形から斑状の脱毛斑が主として頭部に生じるが、さらに頭部全体に及ぶこともある脱毛疾患である
  1. 円形脱毛症は成長期毛包の下端、毛球部を主な標的とする自己免疫疾患と捉えられている。
  1. 円形脱毛症とアトピー素因には関連があり既往を問診することが勧められる(推奨度2
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 円形脱毛症は代表的な後天性脱毛症で、典型的には円形から斑状の脱毛斑が主として頭部に生じるが、さらに頭部全体に及ぶこともある脱毛疾患である<図表><図表>。眉毛、髭、体毛など全身の毛髪も影響を受けることがある。
  1. 広く精神的ストレスと発症の関連がいわれているが、円形脱毛症発症と精神的ストレスとの直接的な関連は科学的には証明されていない。一方的に、本人のストレスのせいであるという説明は避けたほうがよい。その他、ウイルス感染症、出産、疲労、外傷なども誘因と考えられる。
  1. 人口の0.1~0.2%に生じるとする統計もあり頻度は比較的高い。性差はなく全年齢に発症する。
  1. 家族内の発症率は一般より高く、HLA遺伝子との関連や、最近のゲノムワイド関連解析にて相関する遺伝子が同定されていることから何らかの遺伝的背景をもとに発症している可能性が示唆されている。とくに、一卵性双生児において、円形脱毛症を両者に発症する率は55%と報告されている[1]
  1. 牽引試験では、活動期の脱毛斑およびその周囲では易抜毛性を認め、抜けた毛は毛球部が傷害され、いわゆるペンシルヘアといわれる。トリコスコピー観察では、根元にいくほど細い“感嘆符毛”や、"漸減毛”が観察される。また、断裂した毛、黒点などもみられる。
  1. 毛包組織に対する自己免疫疾患と捉えられており、病理組織学的には成長期毛の毛球部(根元)周囲の密なリンパ球主体の細胞浸潤が特徴である。
 
円形脱毛症の病理組織像

毛球部から毛球上部にかけて、毛包周囲性に密なリンパ球主体の炎症性細胞浸潤を認める。

出典

著者提供
 
  1. 関連する疾患として甲状腺機能異常、膠原病、アトピー素因などが知られている。
  1. 脱毛斑が単発、または数個多発するのが典型的であるが全頭、全身の脱毛を生じる場合<図表>があり患者の生活の質が大きくそこなわれる可能性がある。
  1. 新規治療としてJAK阻害薬が保険適用となった。診療の指針として日本皮膚科学会診療ガイドライン2024[2]がある。
問診・診察のポイント  
  1. 円形脱毛症は成長期毛包の下端、毛球部を主な標的とする自己免疫疾患と捉えられている。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
伊藤泰介 : 講演料(ファイザー(株),日本イーライリリー(株)),研究費・助成金など(ファイザー(株),日本イーライリリー(株),アッヴィ合同会社)[2025年]
監修:戸倉新樹 : 講演料(サノフィ(株),日本イーライリリー(株),アッヴィ合同会社,マルホ(株))[2025年]

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