発熱(乳幼児と年長児の対応含む)(小児科) :トップ    
監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター
中村元 小児科中村医院

概要

症状のポイント:
  1. 発熱とは、同じ条件で測定して、平常より1℃以上高い状態をいう。予防接種法では37.5℃以上を発熱と定義している。38.0℃未満を微熱、39.0℃以上を高熱と呼ぶ。
  1. 体温は測定部位、測定方法、測定時間、測定環境によって差がある。体温を問診する場合には、少なくとも測定部位、測定方法を確かめる。
  1. 異なる部位における正常体温:<図表>
  1. 発熱には3週間以上続く不明熱や、麻酔後に認められる悪性高血圧など重篤な疾患も含まれるが、ここでは主に外来で遭遇する小児の発熱のトリアージを説明する。
  1. 発熱に対する保護者の不安は大きく、十分な説明を行わなければならない。 エビデンス 
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 乳幼児の発熱で緊急の対応が必要な診断として、髄膜炎などの中枢神経系感染症、尿路感染症などの細菌感染症が挙げられる。疑いがある場合には躊躇なく検査を行うべきである。
  1. 生後1カ月以内の乳児が38℃以上の発熱を認めた場合には、sepsis work-upを行いつつ抗菌薬投与を開始する。
 
症状治療: >詳細情報 
  1. 生後6カ月以内の乳児には解熱薬は使用しない。また、6カ月以上の患児でも、投与は必要最小限にする。 エビデンス 
  1. 解熱薬は睡眠、哺乳などを容易にするために使用する。体温が0.5~1℃低下する。小児に対する解熱薬で推奨されるものは現在アセトアミノフェンだけである。イブプロフェンはアセトアミノフェンを使用できない場合に限って投与される。 …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

乳児早期の発熱のスクリーニング検査例
  1. 乳児早期(特に生後3カ月以内)の38℃以上の発熱を認める症例では、スクリーニングを行う。理学所見だけでは誤診をする可能性が大きい。
○ 乳児早期(3カ月以内)の38℃以上の発熱には下記の検査を行う。

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  • 発熱(乳幼児と年長児の対応含む)(小児科)に関する評価・治療例(詳細) (1件)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

発熱を主訴とする小児の外来でのアルゴリズム
異なる部位における正常体温
小児全身性炎症反応症候群(SIRS : systemic inflammatory response syndrome)の診断基準
著者校正/監修レビュー済
2018/01/31


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