成長ホルモン分泌不全性低身長(小児科) :トップ    
監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター
神崎晋 鳥取大学 周産期・小児医学

概要

疾患のポイント:
  1. 成長ホルモン分泌不全性低身長とは、成長ホルモン(GH)の分泌不全に起因する低身長症で、他の下垂体ホルモン(TSH、LH/FSH、ACTH、ADH)の分泌不全を伴うこともある。
  1. 小児慢性特定疾患に認定されている疾患である。
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 成長曲線に現在の身長をプロットして、それが−2 SDのラインよりも下にあることを確認する。GHD以外にも低身長を来す病態が多くあることに注意する。
  1. 診断はGH分泌刺激試験での無・低反応による。
  1. 成長ホルモン分泌不全性低身長の鑑別疾患表:<図表>
  1. 診断基準: >詳細情報 
 
原因疾患:
  1. GH分泌不全性低身長症(GHD)の原因として、約5~10%は視床下部・下垂体近傍の器質的病変(頭蓋咽頭腫、胚芽腫など)によるが、大部分は病因が見出せない特発性である。特発性には骨盤位分娩や仮死などの周産期異常があり、頭部MRIで下垂体茎離断を認める症例もある。
  1. まれに、 GHあるいは下垂体の発生・分化に関与する遺伝子異常に起因するものもある。骨年齢の遅延、GH作用を仲介する血中インスリン様成長因子(IGF)-Iの低値を認め、重症では乳児期の低血糖で気づかれることもある。
 
治療: >詳細情報 
  1. 治療の基本は、成長ホルモン(GH)の補充である。
  1. 治療中に思春期が発来した場合、その時点で低身長の程度が強いとき…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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成長ホルモン分泌不全性低身長 診断のアルゴリズム
異所性後葉
著者校正/監修レビュー済
2016/08/05