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縦隔腫瘍

著者: 花田豪郎 虎の門病院 呼吸器センター内科

著者: 岸一馬 虎の門病院 呼吸器センター内科

監修: 高橋和久 順天堂大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2017/02/28

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 縦隔腫瘍とは、縦隔内臓器・組織から発生した腫瘍・嚢腫である。
  1. 縦隔腫瘍のうち、胸腺関連腫瘍、先天性嚢胞、神経原性腫瘍、胚細胞性腫瘍、リンパ性腫瘍、縦隔内甲状腺腫などの頻度が高い。
 
診断: >詳細情報 
  1. 縦隔はCT画像を基準に、縦隔上部、前縦隔、中縦隔、後縦隔に区分され、腫瘍占拠部位により起源組織・臓器が推定できる。
  1. 腫瘍の鑑別が必要な場合や、術前治療の適応の場合、切除不能例では、組織学的な確定診断が必要となり、経皮的針生検や胸腔鏡による組織採取が行われる。
 
治療: >詳細情報 
  1. 治療は、悪性胚細胞腫瘍、悪性リンパ腫を除いて外科的切除を考慮する。
  1. 手術不能例や術後再発例では化学療法や放射線照射を行う。悪性胚細胞腫瘍や悪性リンパ腫は化学療法を行い、その後、外科的切除を考慮する。
 
臨床のポイント:
  1. 縦隔腫瘍のなかでは胸腺関連腫瘍、先天性嚢胞、神経原性腫瘍、胚細胞性腫瘍などの頻度が高い。
  1. 腫瘍占拠部位と画像所見で起源組織、臓器が推測できる場合がある。
  1. 胸腺上皮性腫瘍の病期分離として正岡分類は今でも頻用されている。
  1. 悪性胚細胞性腫瘍、悪性リンパ腫を除いて外科的切除が治療の第1選択である。
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時、ステージング、合併症の確認
  1. 診断確定のための検査と、病期診断、治療方針決定のために必要な検査を行う。
  1. 進行の早い悪性胚細胞腫瘍などの一部の疾患では、迅速な全身精査が求められ、すべての検査結果が揃わない段階でも治療を開始する必要がある症例も存在する。
  1. 合併症の検索も同時に行う。
○ 初回治療は、胸腺上皮性腫瘍、良性胚細胞腫瘍、神経原性腫瘍の場合、外科手術を、悪性胚細胞腫瘍、悪性リンパ腫の場合、化学療法を考慮する。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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