急性気管支炎・急性細気管支炎 :トップ    
監修: 藤田次郎 琉球大学医学部
原永修作 琉球大学医学部 感染症・呼吸器・消化器内科学

概要

疾患のポイント:
  1. 急性気管支炎・急性細気管支炎とは、気道感染による気管支の炎症である。
  1. 急性気管支炎や急性細気管支炎の多くはウイルス感染であり、周囲に同症状の患者がいることがあり、問診で接触歴を確認する必要がある。
  1. わが国の急性上気道炎、感冒、急性気管支炎の人口10万対受療率/日:<図表>
 
急性気管支炎:
  1. ポイント:
  1. 急性気管支炎は日常診療においてよくみられる疾患の1つである。急性気管支炎は自然軽快する気道感染による気管支の炎症である。急性気管支炎の病原体はウイルスが最も多く、百日咳菌やマイコプラズマ、肺炎クラミドフィラなども病原体となり得るが、一般細菌はまれである。通常5日以上~3週間程度まで持続する咳を認め、喀痰はみられる場合もある。
  1. 診断: >詳細情報 
  1. ウイルス性の急性気管支炎の診断は問診(発熱、咳、喀痰の有無、同症状患者との接触の有無)と身体所見(呼吸副雑音の有無)によって診断する。 エビデンス 
  1. 早期には上気道炎との鑑別は困難であるが、5日以上持続する咳嗽、喀痰などがみられたら急性気管支炎の可能性が高い。
  1. 臨床徴候の違いによるかぜ症候群と急性気管支炎の鑑別:<図表>
  1. マイコプラズマによる細気管支病変の胸部CT像:<図表>
  1. ヒトメタニューモウイルスによる細気管支炎の胸部CT像:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時肺炎を除外するための検査例
  1. 発熱、呼吸困難、胸痛などがある場合や聴診上のラ音がある場合は肺炎の除外が必要であり、胸部X線写真の撮影を考慮する。
○ 肺炎が疑われる身体所見・症状がみられる場合は胸部X線撮影を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

感染性咳嗽の鑑別
臨床徴候の違いによるかぜ症候群と急性気管支炎の鑑別
わが国の急性上気道炎、感冒、急性気管支炎の人口10万対受療率/日
著者校正/監修レビュー済
2017/04/27


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