尿失禁・頻尿(産婦人科) :トップ    
監修: 小西郁生 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター
角俊幸 大阪市立大学 産科婦人科学

概要

症状のポイント:
  1. 尿失禁・頻尿は、正式には下部尿路症状(lower urinary tract symptoms、LUTS)といわれる。
  1. LUTSは、蓄尿症状、排尿症状、排尿後症状の3つに大別されるが、尿失禁・頻尿は蓄尿症状の1つである。
  1. 1日8~10回以上の排尿回数を頻尿という。また、尿の無意識あるいは不随意な漏れが衛生的または社会的に問題となったものを尿失禁という。
  1. わが国の40歳以上の女性のLUTSの頻度は、昼間頻尿48.7%、夜間頻尿66.9%、尿失禁43.9%、過活動膀胱10.9%と報告されている。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 尿失禁・頻尿を主訴とする疾患で緊急の対応が必要な疾患はない。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 各診断に基づいて治療をする。
  1. 尿失禁の症状治療として骨盤底筋訓練を指導する。 エビデンス 
  1. 過活動膀胱(overactive bladder、OAB)の症状治療として抗コリン薬を投与する。 エビデンス 
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 尿失禁では、重症例や骨盤底筋訓練が無効な場合、過活動膀胱では、膿尿や血尿を認める場合や残尿量が多い場合には専門医に相談を考慮する必要がある。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 )
  1. 診断には問診票によるスコア等が有用である。尿失禁の患者には問診により尿失禁の病態を分類することが勧められ、頻尿の患者には過活動膀胱症状質問票により診断することが勧められる。 …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

腹圧性尿失禁治療時の薬剤例
  1. 腹圧性尿失禁を認める患者では、β2交感神経刺激薬を用いる。
○ 1)を用いる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

女性下部尿路症状診療のアルゴリズム
過活動膀胱診療のアルゴリズム
尿失禁に関するスコア化された問診票
過活動膀胱症状質問票(OABSS)
著者校正済:2018/02/28
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