今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 岡野光博 国際医療福祉大学医学部 耳鼻咽喉科学

監修: 森山寛1) 東京慈恵会医科大学附属病院

監修: 小島博己2) 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

著者校正/監修レビュー済:2024/07/10
参考ガイドライン:
  1. 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会:鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2024年版 改訂第10版
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『鼻アレルギー診療ガイドライン 2024年』の発行に伴いレビューを行ったが、本臨床レビューの内容においては変更なし。

概要・推奨   

  1. 鼻閉感は鼻閉塞に起因することが多いが、上咽頭疾患など鼻腔外の要因でも来し、さらに心身症や萎縮性鼻炎など、閉塞性の病変がなくても生じ得る。
  1. 鼻閉を主訴とする疾患で緊急対応が必要なものとして、アスピリン過敏症患者での非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)使用後の急激な鼻閉発作がある。
  1. 原疾患の病態(感染やアレルギーなど)に応じた治療を行う。鼻粘膜腫脹に対する対症療法としては、鼻処置などによる血管拡張と粘膜下浮腫の除去を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
岡野光博 : 講演料(大鵬薬品工業(株),田辺三菱製薬(株),Meiji Seika ファルマ(株),杏林製薬(株))[2024年]
監修:森山寛 : 未申告[2024年]
監修:小島博己 : 特に申告事項無し[2024年]

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