今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 吉川衛 東邦大学医療センター大橋病院 耳鼻咽喉科学講座

監修: 森山寛1) 東京慈恵会医科大学附属病院

監修: 小島博己2) 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

著者校正/監修レビュー済:2024/07/10
参考ガイドライン:
  1. 鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2020年版(改訂第9版)
  1. 日本鼻科学会:急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版 追補版
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 『鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2020年版(改訂第9版)』、『急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版 追補版』に基づき改訂を行った。
  1. 治療アルゴリズムや重症度・病態に対する治療法の選択について、図表を最新のものに改めた。
  1. 一部治療薬について修正を行った。

概要・推奨   

  1. 鼻漏や後鼻漏について問診を行う場合、その性状だけでなく、発症時期、随伴する症状、一側性か両側性か、鼻漏か後鼻漏か、悪臭の有無、血液の混在の有無について詳しく聞くことが推奨される(推奨度1)
  1. 鼻漏や後鼻漏について診察を行う場合、内視鏡検査により鼻咽腔を確認する(推奨度2)
  1. アレルギー性鼻炎の場合、抗原除去・回避、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法が基本となる(推奨度1)
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 鼻汁は、粘膜上皮の杯細胞や粘膜固有層の鼻腺からの分泌液と、血液や組織液が移行したものからなる鼻副鼻腔分泌液に加え、涙液と呼気から凝結した水分から構成される。
  1. 何らかの原因によって鼻汁の量が病的に増加した場合、鼻漏という。
  1. 鼻漏はその肉眼的所見によって、水様性(漿液性)、粘液性、粘膿性、膿性、血性に大きく分類される。
  1. 鼻腺の分泌には自律神経が関与するが、そのうちでは副交感神経が優位である。
  1. 後鼻漏は①鼻汁分泌量の増加、②鼻汁粘度の増加、③粘液線毛運動機能の低下――により生じ、嚥下などの意図的な排除運動で除去できなくなり自覚する。
  1. 後鼻漏の原因疾患のうち最も多いのは副鼻腔炎で、急性鼻炎(かぜ症候群)、アレルギー性鼻炎でも生じる。
問診・診察のポイント  
  1. 問診では、鼻漏や後鼻漏の性状だけでなく、発症時期(いつからだけでなく季節性の有無も含め)、随伴する症状(くしゃみ、鼻閉、嗅覚障害、咳嗽、痛みなど)、一側性か両側性か、鼻漏か後鼻漏か、悪臭の有無、血液の混在の有無について詳しく聞く。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
吉川衛 : 講演料(サノフィ(株))[2024年]
監修:森山寛 : 未申告[2024年]
監修:小島博己 : 特に申告事項無し[2024年]

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鼻漏(膿性、水様性)、後鼻漏

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