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エビデンス
- 典型的症例(食道狭窄に対し拡張術を施行し...
- 典型的症例(フッ化水素酸による経皮損傷)
- 腐食性物質中毒による臨床症状と食道損傷の...
- 穿孔、腹膜炎、縦隔炎、バイタル不安定があ...
- 内視鏡検査による食道損傷のGrade分類...
- ステロイドによる腐食性物質中毒後の食道狭...
- 腐食性物質による食道狭窄の予防にステント...
- 腐食性物質中毒後の食道癌は、通常の食道癌...
- 臨床症状がなければ、少なくともIII度熱...
- WBC>20,000/ul、強酸、...
- フッ化水素酸中毒の治療には、グルコン酸カ...
- フッ化水素酸中毒では、低カルシウム血症な...
- 腐食性物質中毒の治療法の中で、PPI(プ...
- CT検査による食道損傷のGrade分類も...
- CT検査による食道壊死の評価により、手術...
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評価・治療例(詳細)
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概要・推奨
疾患のポイント:- 腐食性物質には、酸やアルカリ性物質のほか、フッ化水素酸やクレゾールなどが挙げられる。原因としては、自殺目的や誤飲による経口摂取、自殺目的や労働環境での吸引が多く、自殺目的の事例ではより多量の原因物質と接触していることが多い。
- アルカリ性物質は深く進展していくため、特に注意を要する。
- 咽喉頭症状がない場合でも、腐食性物質による食道や胃損傷を除外することはできない。
- フッ化水素酸は弱酸であるが、きわめて高度の深達性の粘膜損傷を来す。また、直接的な組織障害のほか、遊離フッ化物イオンとカルシウムの結合によって生じる重篤な低カルシウム血症、それによる不整脈への対応が必要である。100%フッ化水素酸10mLとの接触で、体重70kgの成人の体内のすべてのカルシウムと結合する。
診断: >詳細情報 - 腐食性物質に曝露された病歴があり、腐蝕作用による粘膜障害の症状を有する場合には腐食性物質中毒と考えられる。
- 現場環境や摂取した現物などから、原因物質を特定する。
- 強酸による食道および胃粘膜損傷の内視鏡所見:<図表>
- 腐食性物質中毒後の食道狭窄:<図表>
重症度・予後: >詳細情報 - ショックや頻脈などのバイタルサインの異常、咽頭・喉頭蓋浮腫による上気道閉塞などの症状、喘鳴や呼吸促迫などの呼吸器症状を認めた場合がみられれば、重症と判断する。
- 胸腹部CTにて、縦隔炎や腹膜炎の所見の有無を確認する。
- 穿孔や腹膜炎が疑われる状況でない場合には、食道や胃の粘膜障害の程度を確認するために上部消化管内視鏡検査を施行する。内視鏡検査およびCT検査による食道損傷のGrade分類は、腐食性物質による食道損傷の転帰を予測できる。 …
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■初診時の対応と特に大事な検査
疾患のポイント:
- 腐食性物質には、酸やアルカリ性物質のほか、フッ化水素酸やクレゾールなどが挙げられる。原因としては、自殺目的や誤飲による経口摂取、自殺目的や労働環境での吸引が多く、自殺目的の事例ではより多量の原因物質と接触していることが多い。
- アルカリ性物質は深く進展していくため、特に注意を要する。
- 咽喉頭症状がない場合でも、腐食性物質による食道や胃損傷を除外することはできない。
- フッ化水素酸は弱酸であるが、きわめて高度の深達性の粘膜損傷を来す。また、直接的な組織障害のほか、遊離フッ化物イオンとカルシウムの結合によって生じる重篤な低カルシウム血症、それによる不整脈への対応が必要である。100%フッ化水素酸10mLとの接触で、体重70kgの成人の体内のすべてのカルシウムと結合する。
診断: >詳細情報
- 腐食性物質に曝露された病歴があり、腐蝕作用による粘膜障害の症状を有する場合には腐食性物質中毒と考えられる。
- 現場環境や摂取した現物などから、原因物質を特定する。
- 強酸による食道および胃粘膜損傷の内視鏡所見:<図表>
- 腐食性物質中毒後の食道狭窄:<図表>
重症度・予後: >詳細情報
- ショックや頻脈などのバイタルサインの異常、咽頭・喉頭蓋浮腫による上気道閉塞などの症状、喘鳴や呼吸促迫などの呼吸器症状を認めた場合がみられれば、重症と判断する。
- 胸腹部CTにて、縦隔炎や腹膜炎の所見の有無を確認する。
- 穿孔や腹膜炎が疑われる状況でない場合には、食道や胃の粘膜障害の程度を確認するために上部消化管内視鏡検査を施行する。内視鏡検査およびCT検査による食道損傷のGrade分類は、腐食性物質による食道損傷の転帰を予測できる。 …
■初診時の対応と特に大事な検査
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初診時の対応と特に大事な検査
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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