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胃MALTリンパ腫

著者: 中村昌太郎 岩手医科大学医学部 内科学講座消化器内科 消化管分野

監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院

著者校正/監修レビュー済:2020/07/09
参考ガイドライン:
  1. 日本胃癌学会編:胃癌治療ガイドライン 医師用2018年1月改訂(第5版). 金原出版、2018
  1. Ruskone-Fourmestraux A, et al: EGILS consensus report. Gastric extranodal marginal zone B-cell lymphoma of MALT. Gut 60: 747-758, 2011
  1. Zucca E, et al: Gastric marginal zone lymphoma of MALT type: ESMO Clinical Practice Guidelines for diagnosis, treatment and follow-up. Ann Oncol Suppl.6:vi 144-148, 2013
  1. NCCN Guidelines Version 1.2020. Extranodal Marginal Zone B-Cell Lymphoma: Gastric MALT lymphoma.

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概要・推奨  

  1. H. pylori陽性胃MALTリンパ腫の患者には、H. pylori除菌を第1選択の治療とすることが勧められる(推奨度1)。
  1. 胃MALTリンパ腫におけるH. pylori除菌治療に対する抵抗性の予測因子として、H. pylori感染の有無、t(11;18)/BIRC3-MALT1転座、深達度などがある(推奨度1)。
  1. H. pylori除菌で寛解が得られない胃MALTリンパ腫に対する二次治療は、PDの有無と病期に応じて決定すべきである(推奨度2)。
  1. 限局期(I/Ⅱ1期)のH. pylori除菌治療抵抗性胃MALTリンパ腫には放射線治療が勧められる(推奨度2)。
  1. 化学療法と抗体療法は、病期にかかわらず、H. pylori除菌治療抵抗性胃MALTリンパ腫に有効である(推奨度2)。
  1. 胃MALTリンパ腫に対するH. pylori除菌治療後の長期予後はきわめて良好である(推奨度1)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、下記について改訂を行った。
  1. 特徴的な染色体(遺伝子)転座の名称が変更〔「API2」→「BIRC3」〕された。

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