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アジソン病、副腎クリーゼ

著者: 柳瀬敏彦 福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科

監修: 平田結喜緒 公益財団法人 兵庫県予防医学協会 健康ライフプラザ

著者校正済:2020/09/10
現在監修レビュー中

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概要・推奨  

  1. 健常人における1日の生理的なコルチゾール分泌量は9~11 mg/m2 であり、ハイドロコルチゾン(HC)補充療法において、この値を参考にすることが推奨される(推奨度2)
  1. アジソン病におけるHCの補充は可能な限り至適補充量が推奨される(推奨度2)
  1. アジソン病では、骨量維持の観点から、至適量のGC補充が推奨される(推奨度2)
  1. アジソン病では、 耐糖能異常、脂質異常症の有無に注意を払うことが推奨される(推奨度2)
  1. 原発性副腎皮質機能不全症の診断にACTH刺激試験(250μgコートロシン)が推奨される(推奨度2)
  1. インスリン低血糖試験を用いたACTH-cortisol 系の反応では、正常反応の指標の1つとして、コルチゾール値18μg/dL以上が指標の1つとして推奨される(推奨度2)。
  1. 副腎皮質機能不全症におけるACTH刺激試験における血中コルチゾール値の正常反応としては18μg/dL以上が推奨される(推奨度2)
  1. 重症疾患における総コルチゾール値はGCの分泌量を必ずしも反映していないので、遊離コルチゾール値の評価が推奨される(推奨度2)
  1. 副腎不全症におけるHC補充は、可能であれば、体重換算での投与が推奨される。副作用防止の観点からは、食後投与が望ましい(推奨度2)
  1. アジソン病患者において嘔吐、下痢の症状に遭遇したら、副腎クリーゼを疑うことが推奨される(推奨度2)
  1. ストレス時に急性副腎不全(副腎クリーゼ)を予防するためのGC補充量としては、小さなストレスではHC30~50 mg/日、軽度~中程度の手術では25~75mg/24時、大きな手術では150mg/24時程度を目安にすることが推奨される(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、表現方法を若干修正した。

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