関節リウマチ

著者: 狩野俊和 国立国際医療研究センター国府台病院 リウマチ膠原病科

監修: 金子礼志 国立国際医療研究センター 膠原病科

著者校正済:2020/01/17
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. リウマチ診療のための関節エコー撮像法ガイドライン
  1. 日本リウマチ学会関節リウマチ診療ガイドラインJCR2014に基づく一般医向け診療ガイドライン(2017年7月10日)
  1. 日本リウマチ学会関節リウマチ(RA)に対するTNF阻害薬使用ガイドライン(2019年6月29日改訂版)
  1. [https://www.ryumachi-jp.com/日本リウマチ学会]:関節リウマチ(RA)に対するIL-6阻害薬使用ガイドライン(2019年6月29日改訂版)
  1. 日本リウマチ学会関節リウマチ(RA)に対するアバタセプト使用ガイドライン(2019年6月29日改訂版)
  1. 日本リウマチ学会関節リウマチに対するデノスマブ使用ガイドライン
  1. 日本リウマチ学会全例市販後調査のためのトファシチニブ使用ガイドライン(2019年6月29日改訂版)
  1. 日本リウマチ学会全例市販後調査のためのバリシチニブ使用ガイドライン(2019年6月29日改訂版)
  1. 日本リウマチ学会全例市販後調査のためのペフィシチニブ使用ガイドライン
  1. 日本骨代謝学会ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン2014年改訂版
  1. 日本リウマチ学会関節リウマチ診療ガイドライン2014
  1. 日本リウマチ学会関節リウマチ治療におけるメトトレキサート(MTX)診療ガイドライン2016年改訂版
  1. 日本骨粗鬆症学会骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版

概要・推奨  

  1. 関節リウマチの治療は早期に十分な治療を開始できると寛解導入が容易である。そのために診断は迅速に行い、速やかに適切な治療を開始することが重要である(推奨度1)。
  1. 診断が必ずしも容易ではない早期関節炎の診断と治療方針の決定や、生物学的製剤を含む専門的知識を要する薬物治療、合併病態を有する患者の治療、関節リウマチに起因する関節手術などは主としてリウマチ専門医が行うべき医療である。薬物治療が奏功して安定的な経過をたどっている患者の日常診療や、基本的な薬剤の投与、非薬物的治療などは一般医に推奨できる医療である(推奨度2)。
  1. 1つ以上の関節炎を持つ患者で、他の疾患を除外でき、2010ACR/EULAR分類基準を満たせば関節リウマチと判断して治療を開始することは推奨されるが、専門家の意見も加味して慎重に判断する必要がある(推奨度1)。
  1. リウマトイド因子は感度・特異度ともに高くない。分類基準に該当する項目であるので測定する意義はあるが、陽性の場合でも他疾患の鑑別を幅広く考える必要がある(推奨度1)。
  1. 関節炎患者に抗CCP抗体測定は特にリウマトイド因子陰性の場合に推奨される(推奨度2)。
  1. MRIはX線で検出できない軽度の骨びらん、骨髄浮腫、滑膜肥厚の検出には有用であるため、リウマチが疑われる患者で単純X線上の変化が認められないときには考慮してよい(推奨度3)。
  1. リウマチ診療は最善のケアを目指すものであり、患者とリウマチ専門医の共同作業であるため、患者自身が病気を知ることは重要である(推奨度1)。
  1. リウマチの関節痛に対して非選択性非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)は臨床症状改善には有効であり、疾患活動性がコントロールされるまで、または、関節破壊に伴う痛みに対しては有用である。但し、長期の関節破壊抑制効果は乏しい(推奨度2)。
  1. リウマチの関節炎に対して少量内服ステロイド…
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. TNF阻害薬、IL-6阻害薬、アバタセプト、トファシチニブ、バリシチニブの新しいガイドラインに基づき、使用法、禁忌、要注意事項について改訂を行った。
  1. 新規リウマチ治療薬として使用可能なデノスマブ、ペフィシチニブの使用ガイドラインに基づき、新しく項目を追加した。 


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