関節リウマチ :トップ    
監修: 金子礼志 国立国際医療研究センター 膠原病科
狩野俊和 国立国際医療研究センター国府台病院 リウマチ膠原病科

概要

疾患のポイント:
  1. 関節リウマチは手指、手、足趾などの末梢関節を中心に時に大関節も含む全身の関節に炎症が起きる疾患である。
  1. 日本では約200人に1人に発生し、20~50歳が好発年齢であり、男女比はおよそ1:4である。
 
診断: >詳細情報 
  1. ポイント:
  1. 持続する手指関節を中心とした対称性多発関節炎をみたら、関節リウマチを疑う。
  1. CRP/ESRなどの炎症反応、リウマトイド因子、抗CCP抗体の有無を確認、分類基準と照らし合わせ、また鑑別疾患を除外することで診断となる。
  1. 分類基準:
  1. 診断は2010米国/欧州リウマチ学会(ACR/EULAR)分類基準を用いることで行われる。この分類基準は、さらに改訂される可能性がある。1987年米国リウマチ学会(ACR)分類基準も普及しているが、早期診断には向かないと考えられている。
  1. 改訂リウマチ分類基準(米国リウマチ学会、欧州リウマチ学会2010):<図表>
  1. 1987米国リウマチ学会(ACR)分類基準:リウマチの診断基準(ACR1987):<図表>
  1. 鑑別疾患: >詳細情報 
  1. 多発関節炎を来す他の疾患としては、ウイルス性関節炎、膠原病(全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎/多発性筋炎、シェーグレン症候群、混合性結合組織病)、サルコイドーシス、リウマチ性多発筋痛症、乾癬性関節炎、化膿性関節炎、痛風、偽痛風、などが挙げられる。
  1. 鑑別診断のための問診表:アルゴリズム
 
合併症:
  1. ポイント:
  1. 間質性肺炎、血管炎(皮膚潰瘍、多発性単神経炎)、シェーグレン症候群を合併することがある。また、治療開始後は薬剤の副作用や治療薬による免疫抑制療法の強さに応じた易感染性を認めることがあり、適宜、評価を行うことが必要となる。
  1. 治療介入時の合併症評価:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

リウマチを疑ったときに行う検査
  1. 前記の分類基準で診断を行う。
  1. 1987米国リウマチ学会(ACR)分類基準:リウマチの診断基準(ACR1987):<図表>

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

ACR/EULAR2010分類基準
関節リウマチ鑑別診断のための問診表
2015米国リウマチ学会 リウマチ推奨治療
関節リウマチ診療ガイドライン2014 治療アルゴリズム
メトトレキサートと葉酸製剤の投与方法
生物学的製剤、トファシチニブ投与中における発熱、咳、呼吸困難に対するフローチャート
免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策アルゴリズム
アメリカリウマチ学会ガイドライン2015、合併症を持つ患者の推奨治療
メトトレキサート使用のアルゴリズム
2016欧州リウマチ学会のリウマチ治療推奨アルゴリズム
著者校正/監修レビュー済
2018/05/23


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