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著者: 波多野将 東京大学 循環器内科/重症心不全治療開発講座
監修: 今井靖
著者校正/監修レビュー済:2020/09/24
参考ガイドライン:
- 日本循環器学会:肺高血圧症治療ガイドライン(2017年改訂版)
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概要・推奨
- 心エコーで三尖弁逆流速度が3.4m/sを超える場合には肺高血圧が疑われ、2.8m/s以下の場合には肺高血圧の可能性は低い(推奨度1)。
- 肺高血圧症の患者には在宅酸素療法が適応となる。特にCOPDによる肺性心の患者では、酸素投与による目標PaO2は60Torr(SpO2 90%)以上とする(推奨度1)。
- COPDの患者には強く禁煙を勧めるべきである(推奨度1)。
- 特発性肺動脈性肺高血圧症、急性肺血栓塞栓症、COPDのいずれの原因による肺性心においても、BNPは予後予測因子となる(推奨度2)。
- エンドセリン受容体拮抗薬、ホスホジエステラーゼ5阻害薬、リオシグアトはPAH患者の運動耐容能を改善し、イベント発生率を低下させる(推奨度1)。
- ベラプロスト徐放剤は国内臨床試験においてPAH患者の運動耐容能および血行動態の改善を認めた(推奨度2)。
- マシテンタン及びセレキシパグはPAH患者のイベント発生率を低下させる(推奨度1)。
- エポプロステノールはIPAH患者の血行動態および予後を改善する。高用量のエポプロステノールは特に著しく血行動態を改善する(推奨度1)。
- プロスタサイクリン製剤、エンドセリン受容体拮抗薬、ホスホジエステラーゼ阻害薬の3系統の薬剤のうち、2剤以上の薬剤の併用も有効である(推奨度1)。
- アンブリセンタンおよびタダラフィルによる初期併用療法はPAH患者のイベント発生率低下に有用である(推奨度1)。
- CTD-PAHで、特に混合性結合組織病(MCTD)や全身性エリテマトーデス(SLE)の場合には、膠原病の疾患活動性があればステロイド薬や免疫抑制薬を使用し、肺高血圧症に対する効果も同時に判定する。膠原病の疾患活動性がなくても、肺高血圧症が発症早期で進行性の場合には、ステロイド薬や免疫抑制薬の使用を試みる価値がある(推奨度2)。
- 手術不能な末梢型CTEPHに対して、肺動脈バルーン形成術は血行動態および予後を改善する(推奨度1)。
- 心エコーで三尖弁逆流速度が3.4m/sを超える場合には肺高血圧が疑われ、2.8m/s以下の場合には肺高血圧の可能性は低い(推奨度1)。
- 肺高血圧症の患者には在宅酸素療法が適応となる。特にCOPDによる肺性心の患者では、酸素投与による目標PaO2は60Torr(SpO2 90%)以上とする(推奨度1)。
- COPDの患者には強く禁煙を勧めるべきである(推奨度1)。
- 特発性肺動脈性肺高血圧症、急性肺血栓塞栓症、COPDのいずれの原因による肺性心においても、BNPは予後予測因子となる(推奨度2)。
- エンドセリン受容体拮抗薬、ホスホジエステラーゼ5阻害薬、リオシグアトはPAH患者の運動耐容能を改善し、イベント発生率を低下させる(推奨度1)。
- ベラプロスト徐放剤は国内臨床試験においてPAH患者の運動耐容能および血行動態の改善を認めた(推奨度2)。
- マシテンタン及びセレキシパグはPAH患者のイベント発生率を低下させる(推奨度1)。
- エポプロステノールはIPAH患者の血行動態および予後を改善する。高用量のエポプロステノールは特に著しく血行動態を改善する(推奨度1)。
- プロスタサイクリン製剤、エンドセリン受容体拮抗薬、ホスホジエステラーゼ阻害薬の3系統の薬剤のうち、2剤以上の薬剤の併用も有効である(推奨度1)。
- アンブリセンタンおよびタダラフィルによる初期併用療法はPAH患者のイベント発生率低下に有用である(推奨度1)。
- CTD-PAHで、特に混合性結合組織病(MCTD)や全身性エリテマトーデス(SLE)の場合には、膠原病の疾患活動性があればステロイド薬や免疫抑制薬を使用し、肺高血圧症に対する効果も同時に判定する。膠原病の疾患活動性がなくても、肺高血圧症が発症早期で進行性の場合には、ステロイド薬や免疫抑制薬の使用を試みる価値がある(推奨度2)。
- 手術不能な末梢型CTEPHに対して、肺動脈バルーン形成術は血行動態および予後を改善する(推奨度1)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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