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帯状疱疹(感染症科)

著者: 篠原 浩 京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学/京都市立病院 感染症内科(非常勤)

監修: 山本舜悟 京都市立病院 感染症科/京都大学 医療疫学(非常勤講師) 

著者校正/監修レビュー済:2019/10/26
参考ガイドライン:
  1. 診断:
  1. Werner RN, Nikkels AF, Marinovic B, et al. European consensus-based (S2k) Guideline on the Management of Herpes Zoster – guided by the European Dermatology Forum (EDF) in cooperation with the European Academy of Dermatology and Venereology (EADV), Part 1: Diagnosis. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2017;31:9-19.
  1. 治療:
  1. Werner RN, Nikkels AF, Marinovic B, et al. European consensus-based (S2k) Guideline on the Management of Herpes Zoster – guided by the European Dermatology Forum (EDF) in cooperation with the European Academy of Dermatology and Venereology (EADV), Part 2: Treatment. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2017;31:20-29.
  1. 感染対策:
  1. Siegel JD, Rhinehart E, Jackson M, Chiarello L; Health Care Infection Control Practices Advisory Committee. 2007 Guideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Health Care Settings. Am J Infect Control. 2007 Dec;35(10 Suppl 2):S65-164.
  1. ワクチン:
  1. Rubin LG, Levin MJ, Ljungman P, et al. 2013 IDSA Clinical Practice Guideline for Vaccination of the Immunocompromised Host. Clin Infect Dis. 2014;58:e44-100.
  1. ガイドラインの体裁ではないが、エビデンスに基づくマネジメントの推奨を与えるもの:
  1. Dworkin RH, Johnson RW, Breuer J, et al. Recommendations for the Management of Herpes Zoster. Clin Infect Dis. 2007;44:S1-26.
  1. Dooling KL, Guo A, Patel M, et al. Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices for Use of Herpes Zoster Vaccines. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2018;67:103-8.

概要・推奨  

  1. 内服薬や既往歴(特に免疫状態に影響をもたらすもの)は帯状疱疹の診断・治療を行ううえで重要な情報であり、必ず聴取される必要がある(推奨度1)
  1. アシクロビル・バラシクロビル・ファムシクロビルは共に帯状疱疹に対して有効な薬剤であり、特に皮疹の出現後72時間以内に開始することが重要だと考えられている(推奨度1)
  1. 三環系抗うつ薬やガバペンチンは帯状疱疹の痛みに対して有効であったという報告もあり、症状が強く他に禁忌が存在しない場合には考慮してもよい(推奨度2)
  1. ステロイドの使用により、50歳以上の高齢者における急性期の症状期間が短縮したことが複数のスタディで示されている(推奨度2)
  1. 弱毒生水痘ワクチンもしくは組換え帯状疱疹ワクチンの接種により水泡帯状疱疹ウイルスに対する特異的細胞免疫が賦活され、予防や帯状疱疹後神経痛の軽減に有効であることが高齢者において示されている(推奨度1)
  1. 免疫抑制患者の帯状疱疹や、皮疹が複数のデルマトームにまたがる場合、水痘に準じて空気感染予防策が必要である(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、新規に国内承認されたアメナメビル及び組換え帯状疱疹ワクチンについて加筆修正を行った。


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