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眼底出血

著者: 飯島裕幸 山梨大学医学部眼科学教室

監修: 沖波聡 倉敷中央病院眼科

著者校正/監修レビュー済:2020/05/14

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概要・推奨  

  1. 網膜中心静脈閉塞症(CRVOでは初診時視力が不良であれば、最終視力も不良である。非虚血型CRVOであっても、1/3は経過中に虚血型CRVOに移行する。血管新生緑内障(NVG発生の予兆である前眼部新生血管(NV、すなわち虹彩新生血管(INV)と隅角新生血管(ANV)は16%に生じ、その時点で汎網膜レーザー光凝固治療(PRP)を行えば、NVGを予防できる(推奨度1)
  1. 虚血型の網膜静脈分枝閉塞症(BRVOでは、虚血網膜で産生される血管新生サイトカイン、VEGFの影響で、発症後数年以内に、網膜血管から硝子体に立ち上がるNVを生じて硝子体出血を生じる危険性がある。200~500μmの凝固径で1凝固斑の間隔をあけて虚血網膜部位を覆う散発凝固scatter photocoagulationはVEGFの発生母地を破壊し、NV発生を抑制する。治療時期はNVの発生を確認した時点でよいとされている(推奨度1)
  1. 滲出型加齢黄斑変性(AMDに対する抗VEGF薬治療の維持期管理では、OCTによる検査結果をもとに再投与の判断を行ってよい。フルオレセイン蛍光眼底造影検査は必ずしも必要ない(推奨度1)
  1. 網膜細動脈瘤による黄斑合併症には黄斑浮腫、網膜下出血、網膜前出血、硝子体出血があるが、レーザー光凝固治療などを行った場合、最終的な視力は網膜下出血以外では良好で、網膜下出血では不良である(推奨度2
  1. 黄斑浮腫を伴うBRVO患者に対する抗VEGF薬硝子体注射治療は自然経過に比較して、はるかに高い視力予後の改善をもたらす(推奨度1)

検査・処方例

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。

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