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深部静脈血栓症

著者: 山田典一 地方独立行政法人桑名市総合医療センター

監修: 今井靖 自治医科大学 薬理学講座臨床薬理学部門・内科学講座循環器内科学部門

著者校正済:2020/12/03
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. 日本循環器学会、日本医学放射線学会、日本胸部外科学会、日本血管外科学会、日本血栓止血学会、日本呼吸器学会、日本静脈学会、日本心臓血管外科学会、日本心臓病学会、日本肺高血圧・肺循環学会:肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版)(https://j-circ.or.jp/old/guideline/pdf/JCS2017_ito_h.pdf)

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概要・推奨  

  1. 中枢型深部静脈血栓症の抗凝固療法としては、高度腎機能障害や妊娠などがないことを確認のうえで、即効性を有し、用量調整が不要な直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)が推奨される(ただし、DOAC単独での治療開始はリバーロキサバンとアピキサバンに限る)(推奨度1)。
  1. 未分画ヘパリンやワルファリンなど採血による用量調整が必要な抗凝固薬による初期治療では早期に治療域内でコントロールすることが重要である(推奨度1)。
  1. 有症候性深部静脈血栓症患者に対する初期治療法としてフォンダパリヌクスの1日1回皮下注は従来治療(未分画ヘパリン+ワルファリン)と同等の効果と安全性を有している(推奨度2)。
  1. 急性期の腸骨大腿静脈の深部静脈血栓症で出血のリスクの低い症例に対してはカテーテル血栓溶解療法が症状の早期寛解と血栓後症候群の発生を抑制することに効果的である(推奨度2)。
  1. 十分に抗凝固療法が施行されている状態ならば、深部静脈血栓症患者の初期治療において、必ずしも安静臥床は必要ではない(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、最近の治療法の変化や新たなエビデンスに応じて加筆修正を行った。

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