異物(気管・食道)(救命救急) :トップ    
監修: 林寛之 福井大学医学部附属病院
瀬良誠 福井県立病院 救命救急センター

概要

疾患のポイント:
  1. 気管異物のみならず、鑑別する食道異物についても解説する。
  1. 異物誤飲の80%は子どもで、コイン、おもちゃ、クレヨン、ボールペンキャップが多い。大人では肉と骨が多く、歯のない患者や犯罪者、精神患者では意図的であることが多く、歯ブラシやスプーン、ひげ剃りの刃などの誤飲を認め、繰り返すことが特徴である。
  1. 誤嚥、誤飲のエピソードははっきりしないことが多く、強く疑うことが大事である。なぜなら、約40%は目撃がなく、50%以上が無症状だからである。 エビデンス 
 
診断: >詳細情報 
  1. 臨床現場においてはアルゴリズムに沿って診療を行う。アルゴリズム
  1. 診断には病歴が一番大事である。ただし、身体診察で異常を認めることは少なく、疑った場合はX線(正面、側面の2方向)、必要に応じてCT検査を行う。ただし、異物のうち、64%がX線不透過性であることに注意する。つまり、約40%はX線では写らないためX線だけで異物を除外することはできない。 エビデンス 
  1. 気管異物と消化管異物(多くは食道)を鑑別する。
  1. 上部食道異物:10円玉:<図表>
  1. 上部食道異物:10円玉:<図表>…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

必要な画像検査例
  1. 異物確認のため画像検査は必須である。無症状のことも多いため、閾値を下げて画像検査を施行する必要がある。
  1. 消化管穿孔など合併症が疑われる場合には手術も考慮し、各種必要な血液検査を追加する。
○ 異物が同定されており、X線不透過性異物と確認された場合は、1)を第1選択検査とする。

追加情報ページへのリンク

  • 異物(気管・食道)(救命救急)に関する詳細情報
  • 異物(気管・食道)(救命救急)に関する評価・治療例(詳細) (1件)
  • 異物(気管・食道)(救命救急)に関するエビデンス・解説 (13件)
  • 異物(気管・食道)(救命救急)に関する画像 (17件)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

異物誤飲時の管理フローチャート
気管異物アルゴリズム
上部食道異物:10円玉
上部食道異物:10円玉
ボタン電池とコインの相違
著者校正/監修レビュー済
2016/08/19


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