今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 澤田真人 本山デンタルクリニック

監修: 近津大地 東京医科大学

著者校正/監修レビュー済:2025/01/15
参考ガイドライン:
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、濾紙ディスク検査の検査キットの供給停止と自家調剤について追記した。

概要・推奨   

  1. 亜鉛欠乏は味覚障害の原因となる。
  1. 特発性味覚障害は潜在性亜鉛欠乏の関与が疑われる。
  1. 肝障害の味覚障害発現の機序に亜鉛欠乏が関与する。
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 味覚障害の訴えには「味覚低下」、「自発性異常味覚」、「悪味症」、「解離性味覚障害」などいくつかのものがある。
  1. 原因が究明され、診断法、治療法が確立されてきているのは「味覚低下」である。ここでは「味覚低下」を主体に取り上げる。
  1. 味覚障害は高齢者で顕著に増加する疾患であり、受診患者の約半数が高齢者である。
  1. 原因は多様であるが、多くの例で直接的あるいは間接的に、亜鉛欠乏の関与があるものと考えられている。
  1. 亜鉛欠乏が直接関与している例、ほかの疾患に対する服用薬剤が原因の薬剤性味覚障害、内科的な全身疾患が原因として疑われるもの、特発性味覚障害などの頻度が高い。
  1. 治療には亜鉛剤(ポラプレジンク)の内服が行われる。約70%の症例に有効である。
  1. 海外での 45 の報告(計 9,751 例)の系統的レビューでは、COVID-19の罹患後症状として16%に味覚障害が出現する。味覚障害に嗅覚障害を伴う症例が多い[1]
  1. 2022年7月時点で主流株であるBA5においては、 味覚消失17%、嗅覚低下17%とする報告がある[2]
 
  1. 味覚障害には疫学的特徴がある。
  1. 味覚障害患者の年齢分布は60歳代から70歳代にピークがみられており、味覚障害は高齢者で多くみられる感覚器疾患である。味覚障害患者の半数近くが65歳以上の高齢者である。
  1. 2003年の調査によると、わが国の耳鼻咽喉科医を受診する味覚障害患者数は年間約24万人であり、1990年の同様の調査では、年間14万人の患者が耳鼻咽喉科医を受診していると報告されている。10年余の間に約1.7倍に増加していることになる。この顕著な増加の一因として、わが国における高齢者人口の急速な増加が指摘できる。
  1. 男女比は2:3で女性が多いが、これは女性では軽症の受診例が多いためと報告されている。
問診・診察のポイント  
問診:
  1. 発症時の状況として、感冒や他疾患に対する薬剤服用との関係を確認する。

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常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
澤田真人 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:近津大地 : 特に申告事項無し[2024年]

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味覚障害(口腔外科)

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