今日の臨床サポート

血胸

著者: 南木伸基 高松赤十字病院 呼吸器内科、総合内科

監修: 杉山幸比古 練馬光が丘病院 呼吸器内科

著者校正/監修レビュー済:2022/04/27
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. 胸水貯留の診断には、胸部単純写真(立位正面での撮影が望ましい)が必要。
  1. さらには、胸部CT撮影が望ましい。
  1. 明らかな出血傾向等を認めないのであれば、胸水穿刺により血性胸水かどうか判明する。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
南木伸基 : 未申告[2022年]
監修:杉山幸比古 : 特に申告事項無し[2022年]

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 血胸は、胸壁損傷、横隔膜損傷、腹部臓器損傷による横隔膜破裂、血管損傷、胸郭内臓器損傷などにより生じる。
  1. 特発性、胸部大動脈解離、動脈瘤破裂、von Recklinghausen病、尿毒症性胸膜炎、胸膜原発血管肉腫、胸椎破裂骨折、鈍的多発外傷、バイパス術後遅発性血胸、スワンガンツカテーテル用のシース挿入後、胸腔内子宮内膜症、月経随伴性血胸、肋骨骨折、胸腔ドレナージチューブ挿入時、心筋挫傷、交通外傷、緊張性気胸の胸腔ドレナージ後などの報告がある。
  1. 大量の血胸では、出血性ショックと肺拡張障害による呼吸不全に陥る。
問診、診察のポイント  
  1. 突然の胸痛、呼吸困難、ショック(心外拘束性ショック・緊張性血胸)などで発症する。

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