今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 宮崎泰成 東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 統合呼吸器病学

監修: 長瀬隆英 東京大学名誉教授

著者校正済:2025/03/26
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本呼吸器学会:過敏性肺炎診療指針2022
  1. 米国胸部疾患学会(ACCP):Diagnosis and Evaluation of Hypersensitivity Pneumonitis: CHEST Guideline and Expert Panel Report. Chest, 2021; 160(2): e97-e156. PMID: 33861992
  1. 米国胸部医学会(ATS)/日本呼吸器学会(JRS)/ラテンアメリカ胸部医学会(ALAT):Diagnosis of Hypersensitivity Pneumonitis in Adults. An Official ATS/JRS/ALAT Clinical Practice Guideline. Am J Respir Crit Care Med, 2020; 202(3): e36-e69. PMID: 32706311
 
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下の追記・修正等を行った。
  1. 過敏性肺炎の発症率と有病率を追記した(Okamoto T, et al. Allergology International, 2025; 74(1)2025, 66-71)。
  1. 2024年特発性間質性肺炎の重症度分類の変更に伴い、重症度分類表を修正した。

概要・推奨   

  1. ATSガイドラインでは、従来の急性・慢性(再燃症状軽減型、潜在性発症型)という臨床分類ではなく、画像(病理)による非線維性・線維性で分類している。急性と再燃症状軽減型が非線維性、潜在性発症型が線維性に相当すると考えられる。
  1. わが国における最新の疫学調査では、非線維性過敏性肺炎と線維性過敏性肺炎の有病率および罹患率が10万人対;非線維性:3.6人と2.0人、線維性:6.3人と2.5人)[1]
  1. ①抗原の曝露評価、②胸部HRCT所見、③BALおよび病理所見を参考にMDD(多職種合議診断)で過敏性肺炎の確信度を診断する(ATS/JRS/ALATの過敏性肺炎診療ガイドライン)()。
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病態・疫学・診察 

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
宮崎泰成 : 講演料(日本ベーリンガーインゲルハイム(株),アストラゼネカ(株)),奨学(奨励)寄付など(日本ベーリンガーインゲルハイム(株)),企業などが提供する寄付講座(日本ベーリンガーインゲルハイム(株))[2024年]
監修:長瀬隆英 : 特に申告事項無し[2024年]

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