今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 毛塚剛司 毛塚眼科医院

監修: 沖波聡 倉敷中央病院眼科

著者校正済:2024/05/01
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本神経学会多発性硬化症治療ガイドライン委員会編:多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023
  1. 日本神経眼科学会抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎診療ガイドライン2014
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 2023年3月に改訂された『多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023』を念頭におき、以下について加筆修正を行った。
  1. 本ガイドラインの表記に沿って用語を更新した(アクアポリン4抗体(AQP4)等)。
  1. 新たにMOG抗体関連疾患(MOG associated disease:MOGAD)の国際診断基準が策定された(Banwell B, et al. Lancet Neurol. 2023 Mar;22(3):268-282.)。
  1. 視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の再発予防に対して新たに生物製剤であるエクリズマブ、サトラリズマブ、イネビリズマブ、リツキシマブ、ラブリズマブが保険適用となった。さらに重症例でのAQP4抗体陽性NMOSDでは、ガイドラインで早期の生物製剤の導入が推奨されている。

概要・推奨   

  1. 視神経炎の急性期治療において、まずステロイド大量点滴療法が行われるが(推奨度1)、ステロイド治療に抵抗性の場合は血漿交換療法(推奨度2、血中アクアポリン4(AQP4)抗体陽性例では視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)として保険適用)、免疫グロブリン(IVIg)療法が推奨される(推奨度2、乾燥スルホ化人免疫グロブリンとして保険適用)。原則として、免疫グロブリン製剤は血中アクアポリン4抗体陽性例で投与されるが、他の免疫制御療法で治療改善が認められない視神経炎に対して投与を検討する。
  1. AQP4抗体陽性NMOSDの再発予防のためには、ステロイド内服が行われるが(推奨度1)、再発寛解を繰り返す場合や重症例では生物製剤(エクリズマブ、サトラリズマブ、イネビリズマブ、リツキシマブ、ラブリズマブ)の投与を推奨する(推奨度2)

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
毛塚剛司 : 講演料(中外製薬(株))[2024年]
監修:沖波聡 : 特に申告事項無し[2024年]

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