今日の臨床サポート

胃・十二指腸潰瘍

著者: 加藤元嗣 独立行政法人 国立病院機構 函館病院

監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院

著者校正/監修レビュー済:2022/05/25
参考ガイドライン:
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. 消化性潰瘍穿孔で程度の軽い限局性腹膜炎は内科的治療の適応となるが、70歳以上、時間経過が長い、重篤な併存疾患がある場合などでは早期の手術を行う。狭窄に対しては内視鏡下のバルーン拡張術を行う。
  1. 出血性胃・十二指腸潰瘍患者には内視鏡的止血治療を行い、止血困難例には外科手術やInterventional radiology(IVR)(推奨の強さ:弱)が行われる。
  1. NSAIDs使用者でないH. pylori陽性の胃・十二指腸潰瘍に対して、潰瘍の治癒促進および再発予防のためH. pylori除菌治療を行う。
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  1. 活動性胃潰瘍ではH. pylori除菌治療後に潰瘍治療を追加するが、活動性十二指腸潰瘍では追加を検討する。
  1. H. pyloriの一次除菌療法としてボノプラザン(P-CAB)+アモキシシリン+クラリスロマイシンの3剤併用療法の除菌率がPPI使用時より高いため推奨する(推奨の強さ:強)。
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  1. NSAIDs潰瘍の治療は、H. pylori感染の有無にかかわらず、NSAIDsは中止し抗潰瘍薬の投与を推奨する(推奨の強さ:強)。NSAIDsの中止が不可能な場合、PPI(P-CABを含む)が推奨される(推奨の強さ:強)。
  1. 潰瘍治癒前はNSAIDs潰瘍に対するH. pylori除菌は治癒率を高めない。
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  1. NSAIDs投与開始予定者では、潰瘍発生予防目的のH. pylori除菌を行うよう推奨する(推奨の強さ:強)。治療はNSAIDs投与中でのH. pylori除菌には再発予防効果はない。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
加藤元嗣 : 講演料(大塚製薬,富士フイルム)[2023年]
監修:上村直実 : 報酬額(カイゲンファーマ株式会社),講演料(武田薬品工業株式会社)[2023年]

改訂のポイント:
  1. 基本的なことは前回ガイドラインとほぼ同じであるが、今回はボノプラザン(P-CAB)の臨床成績が明らかになったことから、ボノプラザンに関しての改訂が多い。

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