今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 合田亜希子 西宮渡辺心臓脳・血管センター

著者: 増山 理 西宮渡辺心臓脳・血管センター

監修: 伊藤浩 川崎医科大学総合内科学3教室

著者校正/監修レビュー済:2024/10/02
参考ガイドライン:
  1. 日本循環器学会:2021年改訂版 循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン
  1. 日本循環器学会:弁膜症治療のガイドライン(2020年改訂版)
  1. 日本心エコー図学会運動負荷心エコー図検査実施のためのてびき
  1. 日本循環器学会:先天性心疾患、心臓大血管の構造的疾患(structural heart disease)に対するカテーテル治療のガイドライン
  1. 欧州心臓協会(ESC), 欧州心臓・胸部外科学会(EACTS):2021 ESC/EACTS Guidelines for the management of valvular heart disease
  1. 米国心臓協会(AHA), 米国心臓病学会(ACC):2017 AHA/ACC Focused Update of the 2014 AHA/ACC Guideline for the Management of Patients With Valvular Heart Disease
  1. 米国心臓協会(AHA), 米国心臓病学会(ACC):2014 AHA/ACC Guideline for the Management of Patients With Valvular Heart Disease: Executive Summary
  1. 欧州心臓協会(ESC), 欧州心臓・胸部外科学会(EACTS):2017 ESC/EACTS Guidelines for the management of valvular heart disease
  1. 日本循環器学会:循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン(2010年改訂版)
  1. 欧州心臓血管イメージング協会(EACVI), 米国心エコー図学会(ASE):2017 Recommendations from EACVI and ASE: The Clinical Use of Stress Echocardiography in Non-ischaemic Heart Disease
  1. 日本循環器学会:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、下記の点を加筆・修正した。
  1. 典型例を提示

概要・推奨   

  1. 聴診上胸骨左縁第3肋間で拡張期逆流性雑音を聴取し、胸部X線写真で左室拡大による左第4弓突出・心胸郭比拡大を認める患者は動脈弁閉鎖不全症(aortic regurgitationARが疑われる。経胸壁心エコー検査による診断と重症度評価が勧められる(推奨度1)
  1. 経胸壁心エコー検査による評価が困難な場合は、経食道心エコー検査が勧められる(推奨度1。特にARの原因として感染性心内膜炎(推奨度1)もしくは大動脈解離(推奨度2)が疑われる患者には、経食道心エコー検査が勧められる。
  1. 重症ARの患者において、心不全・胸痛の症状があいまいな場合には、運動負荷試験による運動耐用能の評価が勧められる(推奨度1)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
合田亜希子 : 未申告[2024年]
増山 理 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:伊藤浩 : 講演料(第一三共(株),大塚製薬(株))[2024年]

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