脱水・輸液の方法

著者: 前川道隆 藤田医科大学ばんたね病院 腎臓内科

監修: 山中克郎 福島県立医科大学会津医療センター総合内科

著者校正/監修レビュー済:2019/12/05

概要・推奨  

  1. 体液欠乏の評価に個々の身体所見の意義は小さいが、所見を組み合わせて体液欠乏の有無の判定に用いることが勧められる(推奨度1)。
  1. 起立性めまい、起立性の脈拍増加は中等度以上の体液欠乏を示す所見として有用であり、これを認める場合には細胞外液の補充が勧められる(推奨度2)。
  1. 細胞外液の補充が必要な患者では、一部の病態を除き、生理食塩水よりも調整晶質液の投与が推奨される(推奨度2)。
  1. 体液欠乏が疑われる患者で、超音波検査で下大静脈(IVC)の呼吸性変動が50%以上の場合には、中心静脈圧(CVP)が低値であることを示し、積極的な輸液負荷を考慮する(推奨度2)。
  1. 内頸静脈エコーによる推定CVPは体液欠乏の評価において簡便かつ信頼できる指標になるため、体液欠乏が疑われる患者で推定CVPが低値であれば積極的な輸液負荷を考慮する(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、生理食塩水と調整晶質液の使い分けについて加筆修正を行った。


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