院内感染予防(隔離の必要な疾患とその緊急対応)(小児科) :トップ    
監修: 渡辺博 帝京大学医学部附属溝口病院
新庄正宜 慶應義塾大学病院 小児科

概要

ポイント:
  1. 小児科診療において、隔離の必要な感染性疾患として、麻疹、水痘、風疹などの発疹性疾患、流行性耳下腺炎(ムンプス)、百日咳、インフルエンザ、RSウイルスによる呼吸器系疾患、ノロウイルス、ロタウイルスによる消化器系疾患などが挙げられる(小児で隔離の必要な主な疾患 >詳細情報 、各疾患の臨床的特性 >詳細情報 、各疾患の感染様式・潜伏期・感染性のある期間 >詳細情報 )。
  1. 突然の院内発症が起きた場合には、発端者を隔離・治療し、接触者リストを作成したうえ疾患によっては接触後予防を施し、二次発症者がいないかをサーベイランス(監視)する(病棟で突発的な感染症の発生~具体的な対応 >詳細情報 )。
  1. 医療従事者は、事前に予防できる疾患の免疫を獲得しておくことが必要である。

小児で隔離の必要な主な疾患:
  1. 感染性の強いウイルス疾患:麻疹、水痘、風疹、ムンプス
  1. 感染性の強い呼吸器系細菌性疾患:百日咳
  1. 毎年流行する呼吸器系ウイルス疾患:インフルエンザ、RSウイルス感染症
  1. 毎年流行する胃腸炎ウイルス感染症:ノロウイルス感染症、ロタウイルス感染症
 
  1. ① 主な感染様式② 通常の潜伏期(日)③ 感染性のある期間――を示す。
  1. 麻疹: ①空気感染、飛沫感染②8~18③発症数日前~発疹出現後4日 
  1. 対応:
  1. 個室(可能な限り陰圧)に収容、その他は可能な限り個室で対応する。
  1. 麻疹患者接触後の予防投与(ワクチンあるいはグロブリン)が有効である
  1. 水痘: ①…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

病棟で突発的な感染症が発生した場合:接触後予防投与可能な疾患
  1. 対象疾患は、麻疹・水痘・百日咳・インフルエンザであるが、添付文書に記載されているものは麻疹に対するグロブリン、水痘に対するワクチンのみである。
○ 麻疹に接触した場合は1)、水痘の場合は2)、百日咳の場合は3)、インフルエンザの場合は4)で対応可。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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病棟で突発的な感染症が発生した場合の流れ
著者校正/監修レビュー済
2016/08/05


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