じん肺症・アスベスト肺 :トップ    
監修: 長瀬隆英 東京大学 内科学専攻器官病態内科学講座
原澤寛 獨協医科大学 日光医療センター呼吸器内科

概要

疾患のポイント:
  1. じん肺は、粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病である。遊離珪酸(結晶性シリカ)吸入による珪肺、アスベスト吸入によるアスベスト(石綿)肺が代表的疾患である。
  1. 厚生労働省じん肺健康管理実施状況の報告による新規有所見労働者数は、1980年に年間6,842人であった。その後大幅に減少したが、最近5年間は2010年260人、2011年174人、2012年186人、2013年227人、2014年107人と、100~200人前後を推移している。
 
診断: >詳細情報 
  1. 粉じん職歴と進行性の労作時呼吸困難があり、胸部X線写真、胸部CT、HRCTで線維性変化(X線写真像の区分で第1型以上)を認めることで診断となる。
  1. 喀痰、気管支肺胞洗浄液、肺組織中の石綿小体(asbestos body)の検出は、アスベスト吸入の直接的証拠となる。<図表>
  1. じん肺のX線写真分類:<図表>
  1. アスベスト肺:<図表>
  1. 珪肺:<図表>
  1. 珪肺、肺気腫、気胸合併例:<図表>
  1. 珪肺、肺癌合併例:<図表>
  1. 珪肺、続発性気管支炎例:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時、じん肺の診断、臓器障害を評価するための検査例
  1. じん肺による臓器障害、合併症を評価しながら他のびまん性肺疾患の鑑別を試みる。
○ 下記の検査、1)~12)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

初診時のじん肺管理計画
珪肺、気胸合併例
珪肺、肺気腫、気胸合併例
珪肺、肺癌合併例
珪肺、続発性気管支炎例
珪肺
珪肺、喀血例
中皮腫例
じん肺の種類
じん肺管理区分の措置
著者校正/監修レビュー済
2016/04/22


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