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じん肺症・アスベスト肺

著者: 原澤寛 獨協医科大学 日光医療センター呼吸器内科

監修: 長瀬隆英 東京大学 内科学専攻器官病態内科学講座

著者校正/監修レビュー済:2020/07/03

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概要・推奨  

  1. じん肺は、職業性呼吸器疾患である。
  1. 根治療法は存在せず、合併症に対する治療と予防が中心となる。
  1. じん肺の診断にHRCTを積極的に活用することが勧められる(推奨度1)
  1. 喀血を伴い、保存的治療で改善しないじん肺例は気管支動脈塞栓術を施行することが勧められる。
  1. マクロライド療法は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪を抑制する作用があり、経験上肺気腫を併発したじん肺患者に実施することが勧められる。
  1. じん肺患者は、肺気腫様病変や喘息の合併がありチオトロピウムを投与することが経験的に勧められる。
  1. じん肺は、肺気腫様病変を合併するためチオトロピウムの投与が経験的に勧められる。
  1. じん肺は肺気腫様病変を合併することが経験される。長時間作用β2刺激薬(LABA)と長時間作用性抗コリン薬 LAMAの合剤投与が勧められる。
  1. 続発性気管支炎を合併したじん肺患者は、カルボシステイン投与が勧められる。
  1. 職業歴でアスベスト関連疾患を疑い、画像または組織学的検索で診断することが勧められる。
  1. じん肺に対するステロイド療法の有効性についてのランダム化比較試験は検索されなかった。少数例を対象とした報告のみである
  1. じん肺患者には、テオフィリン薬を投与することが勧められる。
  1. じん肺患者は、肺高血圧の有無を評価することが勧められる(推奨度2)
  1. じん肺患者で進行性の肺線維化を来す症例は、肺移植を考慮することが勧められる(推奨度3)
  1. HRCTで胸膜下粒状影、胸膜下線状影が認められた例はアスベスト肺を考慮し、職歴や組織学的検索を行うことが勧められる(推奨度1)
  1. 珪肺では、自己免疫疾患の有無を検索することが勧められる(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、疾患情報、難治症例の治療、文献について一部加筆を行った。

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