続発性無月経 :トップ    
監修: 小西郁生 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター
佐藤幸保 大津赤十字病院 産婦人科

概要

症状のポイント:
  1. 続発性無月経とは、いったん発来した月経が3カ月以上停止することである。
  1. 無月経とは周期的な月経が発来すべき年齢層の女性において月経がない状態のことをいい、妊娠・授乳期を除いた生殖年齢女性の3~4%にみられる。18歳になっても初経をみない原発性無月経と、いったん発来した月経が3カ月以上停止する続発性無月経とに分けられる。月経停止期間が39日以上3カ月未満のものは希発月経と呼ばれる。
  1. 内因性エストロゲン分泌のある第1度無月経(血中E2≧30 pg/mL)と内因性エストロゲン分泌のない第2度無月経(血中E2<30 pg/mL)に分けられる。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 続発性無月経を呈する疾患で緊急対応が必要なものとして、栄養状態が極端に不良な神経性食欲不振症がある。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 治療は診断に基づいて行う。月経異常を改善させるためには、肥満女性では減量、やせ女性では増量により標準体重に近づける。 エビデンス 
  1. 第1度無月経女性では、不完全な子宮内膜剥離による子宮体癌の発症率が高いため、最低3カ月に1回は消退出血を起こすこと(いわゆる内科的掻爬)が推奨される。 エビデンス 
  1. 挙児希望のある無月経女性における排卵誘発には、まずクロミフェン(クロミッド)を使用する。 エビデンス 
  1. クロミフェン(クロミッド)に反応しない多嚢胞性卵巣症候群では、メトホルミン(メルビン)またはデキサメサゾン(デカドロン)を併用すると排卵がみられる場合がある。 エビデンス   

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

続発性無月経女性に対する初診時検査例
  1. 続発性無月経の原因を特定するため初診時に必要な検査アルゴリズムに沿って評価を行う。
  1. 続発性無月経の鑑別のアルゴリズム:アルゴリズム
○ 1)~4)にて評価し、必要に応じて5)、6)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

続発性無月経の鑑別のアルゴリズム
多嚢胞性卵巣症候群の診断基準(日本産科婦人科学会2007年)
神経性食欲不振症の診断基準(厚生労働省1989年)
著者校正/監修レビュー済
2017/10/31


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