前置胎盤

著者: 近藤英治 京都大学 器官外科学 婦人科学産科学

監修: 金山尚裕 静岡医療科学専門大学校

著者校正/監修レビュー済:2020/12/03
参考ガイドライン:
  1. 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会:産婦人科診療ガイドライン産科編2020

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概要・推奨  

  1. 前置胎盤は夜間・休日でも大量出血や早産児の対応が可能な施設での管理が望ましい。自施設では対応困難」と判断した場合は妊娠32週末までに他院受診が完了するよう紹介する(推奨度1)。
  1. 予定帝王切開は手術中に輸血(自己血あるいは同種血)ができる体制を整えて行う(推奨度1)
  1. 癒着胎盤の評価を行い、必要時には癒着胎盤に備えた準備を行う(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 産婦人科診療ガイドライン産科編2017では、帝王切開の日程は妊娠37週末までに設定することが推奨されていた。しかし、警告出血や頸管長短縮を認めず、内子宮口付近の胎盤厚が薄い場合は、突然の大量出血による緊急帝王切開のリスクは低く、児の未熟性とのバランスを考慮し、産婦人科診療ガイドライン産科編2020では帝王切開を妊娠38週末までに計画することも許容されることとなった。

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