習慣流産、不育症 :トップ    
監修: 杉野法広 山口大学 産科婦人科学
竹下俊行 日本医科大学 産婦人科学教室

概要

疾患のポイント:
  1. 習慣流産とは、自然流産を連続して3回以上繰り返している状態をいう。妊娠はするが流産・死産を繰り返し、生児が得られない状態を不育症という。
 
緊急時の対応: >詳細情報 
  1. 不育症、習慣流産では非妊時に緊急事態が発生することはほとんどない。不育症患者が妊娠した場合、妊娠初期の性器出血、腹痛などの症状が強いときは通常の切迫流産と同様に対応する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 治療は各原因疾患の病態に応じて行う。抗リン脂質抗体症候群などの血栓性素因を有する女性の妊娠中には、アスピリン・ヘパリン併用療法が有効である。
  1. 不育症診断治療の流れ(1):アルゴリズム
  1. 不育症診断治療の流れ(2):アルゴリズム
  1. 低用量アスピリン療法の実際:<図表>
  1. アスピリン・ヘパリン療法の実際:<図表>
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 原因により各専門医に紹介する。
 
診断へのアプローチ:(診察: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

不育症原因特定のための検査例
  1. 不育症の原因は多岐にわたるが、保険診療の関係で網羅的にスクリーニングするのは避けたい。
  1. 推奨度の高い検査から進めてゆく。
  1. 抗リン脂質抗体
  1. 抗カルジオリピン抗体(IgG,IgM)、抗カルジオリピンβ2GPI抗体、ループスアンチコアグラント
  1. 子宮形態検査
  1. 超音波検査、子宮卵管造影
  1. 夫婦染色体検査(Gバンド法)
  1. 凝固系検査
  1. APTT、凝固第XII因子活性、プロテインC活性、プロテインS活性
  1. 内分泌代謝系検査
  1. TSH、freeT4、抗TPO抗体
○ 上記の内容に沿って1)~13)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

不育症診断治療の流れ(1)
不育症診断治療の流れ(2)
妊娠時甲状腺検査治療アルゴリズム
著者校正/監修レビュー済
2018/07/04


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