母指CM関節症 :トップ    
監修: 落合直之 キッコーマン総合病院外科系センター
酒井昭典 産業医科大学 整形外科学教室

概要

疾患のポイント:
  1. 母指CM関節症とは、手の使い過ぎや加齢に伴って、第1中手骨と大菱形骨の間にある鞍状の関節軟骨が摩耗し、関節の痛みを来す疾患である。
  1. 多くは一次性の変形性関節症であり、両側罹患が多い。Roland骨折やBennett骨折の変形治癒などに続発する二次性の変形性関節症もある。女性に多く、40歳以降に多い。 症例 

診断: >詳細情報 
  1. つまみ動作や握り動作により母指CM関節に疼痛が誘発され、母指CM関節に圧痛があることから主に診断する。<図表>
  1. 単純X線像で、母指CM関節に関節裂隙の狭小化、骨棘の形成、骨硬化、骨嚢腫、骨亜脱臼などがみられる。<図表> 解説  解説 
 
重症度・予後評価: >詳細情報 
  1. 予後:軽症例は装具装着、ステロイド注射で寛解することが多い。 解説  解説 
  1. 予後:手術療法は習熟した手外科医が行えば合併症率も低く、成績がよい。…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断のための検査、保存療法例
  1. すべての患者で、単純X線(手部撮影)を行う。
  1. 保存療法継続期間に関するエビデンスはないが、生活指導(患肢の安静)、外用・内服(NSAIDs)、装具装着などを試みる。
○ 1)や血液検査でRAなど全身疾患の部分症状でないことを確定できたら、6)を試みるが、必要により2)または3)の併用、4)または5)の追加を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

母指CM関節症の診断と治療のアルゴリズム
手根骨部の解剖
母指CM関節症に対する靱帯再建術
母指CM関節症に対する関節固定術
左母指CM関節症の術前単純X線像
右母指CM関節固定術後に生じたSTT関節症の単純X線像
母指CM関節症の外観
著者校正/監修レビュー済
2016/06/30


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