心因性非てんかん発作(PNES) :トップ    
監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問
佐々木彰 福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター

概要

疾患のポイント:
  1. 心因性非てんかん発作(Psychogenic Non-Epileptic Seizure、PNES)とは、突然発症、かつ一過性の運動・感覚・認知・情動における機能障害で、精神的な原因で起こると考えられている。
  1. 小児から30歳代に好発し、女性に多い。
 
診断:
  1. 診断には、目撃者の情報、精神的ストレス、月経、持続時間や頻度、発作の様式、舌咬創の有無が有用である。特異的な検査所見はない。 エビデンス 
  1. PNESでは、生理学的中枢神経の異常ではなく、精神的な変化が原因となる。
  1. てんかん発作との鑑別は困難であり、しばしば不必要な抗てんかん薬の投与の対象となる。
  1. てんかん発作の大部分が1分以内に消失するのに対し、PNESでは、大部分が30分以上継続する。 エビデンス 
  1. 開眼、体感のねじれ、叩くような動作、腰の突き上げ、体感の反り返り、左右に転がるなどの動きからは、PNESが示唆される。また、発作時のチアノーゼや頻脈は、PNESでは出現しにくい。 エビデンス   エビデンス   エビデンス 
  1. てんかん発作時によくみられる高プロラクチン・LDH高値・CK血症がある場合は、PNESの可能性は下がる。 エビデンス 
  1. PNESとてんかん発作の比較 :…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

発症から1~6時間後の評価例
  1. 特異的なものがないので、気道、呼吸、循環の管理と、鑑別診断に要する検査を施す。
○ てんかん様発作を認めた場合、下記の血液検査項目を測定する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

著者校正/監修レビュー済
2016/11/30


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