原発性胆汁性胆管炎

著者: 大平 弘正 福島県立医科大学 消化器内科

監修: 金子周一 金沢大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2020/01/17

概要・推奨  

  1. 長期間のUDCA治療は、非進行例のPBC患者に強く推奨される(推奨度1)。
  1. UDCAは、通常1日600mg投与が推奨される。効果が悪い場合は900 mgに増量できる(推奨度2)。
  1. UDCA投与で効果が不十分な症例に対して、ベザフィブラートの投与を検討することが推奨される(推奨度2)。
  1. 自己免疫性肝炎の病態を合併したPBCにおいてはステロイド薬が有効である(推奨度2)。
  1. PBC患者の骨粗鬆症に対してアレンドロネート、カルシウムやビタミンDの補充は有効である(推奨度2)。
  1. PBC患者では無症候性の場合、妊娠を避ける必要はないが、妊娠初期の期間はUDCA、ベザフィブラートは中止する(推奨度2)。
  1. 血清総ビリルビン値が5mg/dl以上の場合は肝移植を考慮し専門医へコンサルトが望ましい(推奨度2)。
  1. 組織進行例では肝細胞癌のスクリーニングが重要である(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、フォローアップ方針、執筆者紹介について加筆修正を行った。


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